これまでおしゃれは「気取らなくてもいい、流行に左右されなくてもいい、好きなものを選べばいい」と記事の中で語ってきました。しかしじゃあ自分はどうだろうと振り返ると、そんなことは一切ありません。おしゃれのためには気取るし、流行を取り入れたいし、人の目を第一に考えてしまいます。
ショッピングは、戦地に出掛けるようです。
ショッピングセンターという名の戦場では、その場に溶け込み、生き残るための戦闘服に身を包みます。流行りのアイテムはそれぞれ服に一点、アクセサリーに一点取り入れて、あくまでも自分のスタイルの中で着こなしている感を小賢しく演出し、ファッショニスタ気取りです。
ファッションモールの通路はランウェイさながら(本当のコレクションのランウェイはどんなものか分かりませんが)。他のモデルとすれ違い、視線が交差するたびに火花が飛び散ります。
そんなガチガチに気張った私の買い物に、友人たちは同行するなんて「ありえない」らしい・・・。
「意見を言っても聞いてくれなさそう」
「こだわりが強そう」
「自分が何を買うのかさえも観察されて疲れそう」
ちなみにこれら三つの想像は、どれも正解です。だから私自身も友人と一緒に行くことをためらってしまいます。
「あの・・・買い物に一緒に行ってもいいですか?」
そんなときに聞こえたパートナーの弱々しい声のお誘い。私もファッション戦士の前にひとりの乙女だった・・・。私だって好きな人と手をつないでショッピングデートしたかったのよ!
もしあなたの横にいる大切なパートナーが服にこだわりを持つ人で、それでもどうしても一緒に買い物したいとき、またはせざるを得ないとき。そんなときに、パートナーにおすすめしたい約束事五か条を今回ご紹介致します。