レベルE
冨樫義博と言えば『幽遊白書』や『ハンターｘハンター』などのメジャーどころも好きですが（両作品とも友人に貸出中）、『レベルE』こそ隠れた名作。「アシスタントを使わず一人で描いたらどうなるか」ということに挑戦した作品で、異例の月1連載だったそうな。
また全3巻とコンパクトな中に何話かの短編が入っていて、読み応え十分。こち亀やドラゴンボールのような長編作品のように本棚を埋めてしまわないところは、狭い賃貸に住む私にとってはありがたいです。
オカルト要素の入ったSF漫画とはいえ、基本は宇宙人であるバカ王子の悪ふざけが発端で物語が展開されているため、ギャグ要素が強く怖がらずに読めます。発送や話の組み立て方は天才的なので、細かい部分の確認のためにも何度も読みたい作品となっています。
また余談ですが、奥様は『セーラームーン』（の作者）であるため、その私生活が気になって仕方がありません。どんな天才だろうが、時には月に変わっておしおきをされているのだろうか。
花とみつばち
安野モヨコ作品は『ハッピーマニア』に始まり、ゴソっとほぼ全作品買い集めました。漫画は少々オタクのイメージがあったけれど、安野モヨコ作品に逢ってからはそれが払拭されたという感じです。
まるでファッション誌を漫画化したようなオシャレさがあって、ギャグセンスにもまたオシャレ感があります。この作品は、ダサくてモテない男コマツが“モテ道”へ向かって邁進していく話なのですが、彼に関わるイケてる美女たちにも注目してください。
ヒロインは読モをしている美人ギャル、またコマツを磨いていく謎のエステティシャンは叶姉妹のようなドS姉妹。ドラマ化する計画があるならば、ぜひキャスティングしたい。叶姉妹は決定です。
