ギャルの王道・厚底シューズは、靴下とコーディネート
矢沢あい『天使なんかじゃない』(1991年から『りぼん』で連載開始)より
この次の作品『ご近所物語』の主人公・実果子たちもしていた、「ヒール+ソックス」の足元コーディネート。90年代後半に萬栄したギャルファッションですが、彼女たちの足元を飾るのは厚底のサンダル。ギャルではない女子高生たちもその可愛さに魅了され、「+靴下」で自分たちなりのオシャレを楽しんでいたようです。
しかし、21世紀の注目は、厚底サンダルよりもソックスに集中します。
90年代漫画では、だぶついたリブソックスが多く描かれていましたが、今年はビビッドカラーやシースルーなど個性が目立つ、ぴたっと足になじむタイプが出ています。ソックス初心者の方は、まずは手持ちのパンプスと合うものを選んでみてはいかがでしょう? モノトーン系の靴が多ければ、最初は同じモノトーンで揃えて、次に同色系のシースルーにチャレンジするなど、段階的に楽しみの幅を広げてみてくださいね。
デニム×デニムの合わせには、ウェストマークがおすすめ
吉住渉『ママレード・ボーイ』(1992年から『りぼん』で連載開始)より
今年のコレクションで多かったのは、なんといっても「ウェストマークのベルト」。『ママレード・ボーイ』では、主人公実希の親友・芽衣子がデニムのスタイリングで合わせていました。ベルトも今流行中の、オーセンティックな黒の革ベルト。
今年は他にも、巻きつけるだけのサッシュベルトが各ブランドからも出ています。ワンピース、パンツ、スカートなど合わせるものは何でもOK。体の中で一番くびれている箇所に巻きつけて、トップスとボトムスの境目を隠すだけでいつもの装いが旬顔になるため、早めにチェックしてくださいね。