自然と戯れて自己を取り戻したい【神奈川県・葉山】
都会にお腹いっぱいになった人たちが続々と移住している、葉山。あの湘南一帯はとくに人気エリア。なんとか東京まで1時間で出られるし、帰宅すれば玄関先に蜘蛛がぶら下がっていたり、見たこともない虫にも出会える。自然がいっぱい、プチ田舎暮らし。いい景色で目を休めるだけでは物足りない、体中で自然を欲している（くらい疲れている）、そんなライターにおすすめの街である。
鎌倉野菜が美味しすぎるのもたまらない魅力だ。そして神奈川特有、とんでもない勾配の坂道が多いので、普段運動不足のライターは近所を歩くだけでそこそこエクササイズになる。なんだかいいことづくめだぞ。ただ、最寄りの逗子駅までちょっと遠いのが難点。自動車免許は必須である。
街と人から熱いパワーをもらう【下北沢】
現実逃避せず、利便性を重視した生活を選ぶなら下北沢。渋谷、新宿、吉祥寺主要3駅の出やすさはとにかくお墨付き。明日取材なのにテレコが壊れた！ とか急なアクシデントがあっても、サクッと大手の電気屋へ行くことができる。郊外に住む人間にとっては羨ましい限りだ。
そして下北沢といえば演劇の街。居酒屋へ入ると隣の席が役者だったとかは日常茶飯事で、うっかり友達になっていたりする。ライターとは別の“表現者”と話をするのは実に刺激的。バンドマンもファッション専門学生も多く、なんだかジワジワと熱い空気がただよっている。ギラギラとはまた違う。この若さの熱気と昔ながらの静けさの融合具合、きっと創作意欲の泉がガンガン湧くことだろう。そして、夜中に開いている食べ物屋が多いのも不規則な生活になりがちなライターにとっては嬉しいところ。ちなみに個人的おすすめは、本多劇場前にある静岡おでんのお店。
