ミルクが通じない話
「『R』の発音って日本人にはムズかしいんだよね」ってよく言いますけど、「L」だってムズかしいです。旅先でも毎日のように飲むコーヒー。お子ちゃまな私はブラックが飲めません。そんなわけで、やっぱり呪文のようにこう言うんですね。
「ミルクプリーズ」と。
こんな簡単な会話なのに、「は?」って言われたことあります。
「ミ・ル・ク!」
言い直しても、通じません。そうです、「ル」の発音がダメだったんです。「L」は舌を歯の裏に付けて発音するのは知ってますよね? 今回の場合、大げさに言うとですけど「ミルク」って言うよりは「ミゥク」って言った方が通じたんです。
それからというもの、私は単語に「L」が入っているときは「ル」よりも「ウ」に近い音を意識して発音してみてますが、これがなかなか通じるんだから不思議ですよね。音も格段と英語っぽくなりますよね。ほら、「アップル」の「ル」も、「ゥ」に近いじゃない?