5. 俺◯◯と知り合いだから
いきなり人脈自慢をぶち込んでくる時点で既に人として信用ならない。◯◯には有名人の名前が入り、「誰ですかそれ?」と訊くと相手は非常に不機嫌になる。
実際には知り合いではなく、知り合いの知り合い、つまり赤の他人であることも多いのでしょうもない。なかにはSNSのやりすぎで気が狂ってしまったのか、Facebookで繋がっているからという理由だけで脳内友達認定してしまう人もいる。
6. 友達の友達が言ってたんだけど
何度だって言いたい。友達の友達は他人である。
7. 今回はギャラ少ないんですけど上手くいったら結構仕事ふれそうなんで
何度か言われたことがあるが、その後仕事がふられたこともないし、高単価の案件が舞い込んできたこともない。仕事が上手くいかなかっただけかもしれないが、「完璧っす! 先方も超喜んでました」と述べた台詞は嘘だったのだろうか。
本当に信頼できる人はきっちり対価を払ってくれる。また、対価が払えない場合は曖昧な代案を提示しない。人付き合いを考え直したいひとことである。
8. こちら側のどこからでも切れます
確かにどこからでも切れる。切れるのだが、変な切れ方をしてしまうことも多い。また、なぜか切れないこともままある。どこからでも切れると書いてあるのに切れなかったとき、どこからでも切れるという謳い文句に偽りありと、人はキレる。
これが「たぶんこの辺から切れます」とか、「切れますがたまに切れにくいです」と書いてあれば無用の怒りは起こらなそうなものだが、社会はそれを許容しない。世知辛い世の中である。