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心が迷子になったときに読むと、我に帰れるおすすめの本3選

羽深祥子 羽深祥子


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たった一行の文章がスパッと心にハマったそのとき、「バケツの水をかぶったような感じ」とか「鈍器で頭をかち割られたような感じ」といった感覚に陥ることがあります。「心のやわらかい場所をしめつける」とか、どこぞの歌詞のように恋する乙女的なやさしい気持ちを感じることもあるでしょう。

“コトダマ”とでもいいましょうか。自分に刺激を与える言葉は、書物でなくともあちこちに散らばっていて、これまでの自分を形成する一因になっていると思います。といっても時間が経つとスルッと忘れてしまうんですが、本に印なんかつけておくと、後から読み返した時に「なんでこのページに付箋なんて貼ったのか?」とか当時の心境を探ったりすることができて楽しいものです。

今回は今までに私を奮い立たせた・・・と言うか、どちらかと言うとゾクッと震え上がらせた名言やストーリーをご紹介。ゾクッといっても稲川さん的なあれではなく、何かに迷って白目を剥きそうな自分を我に帰してくれる、いわば蘇生力のある本たち。今まで私を助けてくれてありがとうの感謝祭のつもりで書き留めたいと思います。

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