2月。いよいよ春夏の新作が展開され、店頭も華やかになります。毎シーズン変わるトレンドですが、これらは半年前にコレクションで傾向を知ることができます。
コレクションとはいっても、春夏だけでも3つあります。プレのリゾートコレクション、メインのプレタポルテコレクション、そしてドレスが主のオートクチュールコレクションです。開催地も1ヶ月ごとにニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ、東京と移り、コレクション時期は各国からファッショニスタたちが集まります。中でも日本のファッションブランドは、（製造期間の関係上）リゾートコレクションを参考にしてデザインされていることが多いのです。
トレンドのこなし方は、ブランドの個性を最大限に活かしつつ「これは芸術が爆発しているのかな？」と思うものから、一目惚れしてしまうものまで様々。振り幅が広すぎて、コレクションを見慣れていないとトレンドの要素を見逃して、ブランドによっては面白画像に見えてしまいます。
そのため今回は40以上のプレコレクションを見て、今春の流行をご紹介しつつ、気になったファッション要素をお伝えしたいと思います。
レベル1 昨年秋に見られた、ボリューム袖ブラウスが継続
袖口に向かって広がるフレアスリーブ、ギャザーを寄せて袖口を絞るギャザースリーブなど。昨年の秋口に出ていたボリュームのある袖が、羽織のいらなくなる春夏にリバイバルします。少し透け感のある柔らかな素材がポイントのようです。こちらは人気ブランドCHLOEでも多く出ており、初春から店頭でも展開していました。フェミニンな着こなしが好きな方は狙い目です。
