恵比寿の富士そばが形成する黄金のトライアングル
本コラムに登場する富士そばは、以下の3店舗である。
- 名代 富士そば 恵比寿駅前店
- 名代 富士そば 恵比寿店
- 富士そば 代官山店
このうち、私が千鳥足しげく通うのは恵比寿店と代官山店であり、理由はよく行く飲み屋から近いという、単純だけれども、泥酔した状態の人間にはかなり重要な地理的要因からである。以下の画像でそれぞれの位置関係を確認できるようにした。
富士そばトライアングル
分かりやすいように各店舗を線で繋いでいる。これが有名な「恵比寿富士そば黄金トライアングル」である。
日比谷線に寄り添い、JRをぶった切る角度で配置された三角形は、いわゆる結界を形成し、迷い込んだ恵比寿横丁帰りの荒ぶる酔客を鎮めていると言われているのだが、最近はあまり機能していない。これはおそらく、恵比寿駅前店のみビル内の少々奥まった一角に店を構えていることで気の通りが悪くなり、年々結界が弱まっていることに原因があると思われる。一刻も早い改善が望まれる。
ちなみに、代官山店は「代官山」と洒落た地名が付いているものの、実は恵比寿南交差点の一角にある。代官山駅より恵比寿駅の方が近いので、代官山から辿り着こうとするとなかなか看板が見えず、カレーカツ丼に対する欲求、興奮のあまりつい早足になり、坂で足をくじき倒れ込み、そのままゴロゴロと転がり落ちて駒沢通りで車に跳ねられてしまうかもしれないので注意して欲しい。