繁栄していたバビロニアですが、ネブカドツァルの死後、王位を継承した息子のベルシャツァルは己の欲求のために権力をふるいはじめます。典型的な放蕩息子の彼は、激しい性の乱れはもとより、人間狩りに代表される非人道的行為まで、メロスが激怒し全裸で助走をつけつつ、ぶるんと腕を回しながらぶん殴ってくるくらいほどに、バビロニアを徹底的に堕落させました。
出典:かなりヤバい状態のダニエル『ライオンの穴の中のダニエル』(出典:Wikipedia)
そんなある日のこと、酒池肉林の大宴会の最中に、空気の読めないダニエルが「神様がキレたっぽいんで、都もあなた方も滅びるそうです」と突如バビロニア終末を予言。その後、ダニエルの言葉は現実のものとなります。
しかし、ダニエルが残した予言はこれだけではありませんでした。彼はバビロニア崩壊後の未来について、「エルサレムの立て直しの命令を出されてからメシアがやってくるまで7週と62週の時間がある。その間にあなたたちは悟りなさい。その間にエルサレムは広場と街路とをもって、建直しがおこなわれます」と語っていたのです。これを解釈すると、2017年に地球が滅びるという予言になるんですね。
イスラエルが建国されたのは1948年5月15日、7週と62週をあわせると69週、ユダヤでは神の1週間を1年とする習わしもあるので、69週を69年に換算するならば、それは2017年の5月15日ということになります。
メシア(救世主)というのは、世界が滅亡するほどの危機の際に現れて人類を救済する存在ですので、その時には何か人類が滅亡するほどの事件が起きているはずである。という主張です。
いずれにせよ、ダニエル書の予言が的中する場合、2017年初頭から、破滅に向かいさまざまな事件が引き起こされることでしょう。