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お次は、ラスベガスで実際に起こったブラック・ジャックのカードカウンティング事件を題材とした「21（邦題：ラスベガスをぶっつぶせ）」です。

MIT（マサチューセッツ工科大学）の天才学生と悪徳教授を中心に、ベガスで荒稼ぎしまくったカードカウンティング集団の仕事ぶりは、思わず真似してみたくなりますが、素人がやっても負けるだけなのでやめておきましょう。もっとも、今はカウンティング自体が不可能になっていたりしますが。ブラック・ジャックに詳しくなくとも、楽しめる映画です。

最後はカジノとはあまり関係がありませんが、前述の「ラスベガスをぶっつぶせ」と、完全に名前が被る「Fear and Loathing in Las Vegas（ラスベガスをやっつけろ）」です。こちらの方が先に公開ですので、誤解なきよう。

伝説のジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンの同名小説を原作に、監督テリー・ギリアム、脚本アレックス・コックスと、キレッキレな人選で描き出される･･･というよりは画面から滲み出るドラッグムービーの逸品中の逸品です。ジョニー・デップの「あ、これ素なんだろうな」と見紛うばかりのブリッブリな演技も見どころです。デップファンはぜひどうぞ。その際はジョン・ウォーターズ監督の「クライ・ベイビー」との2本立てでご覧ください。
　
　
そんなわけで、いろいろとご紹介して参りました。ギャンブルは身の丈を考えて、一度の賭けで種銭を使い切らないなど、自身をマネジメントして長く、楽しく遊びましょう。と、一応ステレオタイプな注意喚起を記して終わりにしたいと思います。日本のエンターテイメント産業が良い方向に発展しますように。