• MV_1120x330
  • MV_1120x330

【音漏れ厳禁】地下鉄で窓の暗闇を眺めながら聴きたい曲

加藤広大 加藤広大


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

subway_music

「電車の中で音楽を聴く」と言えば、周りに聞こえるほどの大音量でヘッドフォンやイヤフォンからシャカシャカシャカシャカ音を出し、見かねた乗客から「五月蝿えんだよシャカシャカシャカシャカって、シャカシャカポテトかテメエ!」と怒られている方をときたま見かけます。

いつも思うんですが、あれって言い換えれば周りの乗客に向けて最低最悪の音質で「僕の好きな曲はこれでーす!(鼻水垂らしながら)」と勝手にDJやってるようなもんで、正直、恥ずかしくないのでしょうか。

いつの世も恥ずかしい『お漏らし』

音漏れに限らず、何かを「漏らす」というのはなかなか恥ずかしいものです。子どもの頃に漏らすと恥ずかしいものの筆頭と言えば、間違いなくうんこですよね。異論は認めません。大きい方のトイレに入っただけで「うわー、ウンコマンだ!」と決め付けられるのは今でも納得がいきませんし、授業中に手を挙げて「私はトイレに行きたい」と伝えると教師が「終業まで待てないのか」と聞き返してくるのはもっと納得がいきません。授業中にウンコマン扱いを覚悟してまで挙手したのに、授業が終わるまで待てるわけないじゃないですか。

思い出話はさておき、漏らすというのは、いつの世も恥ずかしい行為です。子どもの頃はうんこを漏らして社会的に抹殺され、大人になってからは情報を漏らして社会的に抹殺されてしまうのです。我慢するのも良くないけれども、安易に漏らすのは良くない。それが公共の場ならば尚更だと注意喚起をしたところで、何の話をしてたんでしたっけ?

そう、音漏れの話です。音楽を聴く行為そのものは、決して悪ではありません。他人の迷惑にならないように聴くぶんにはまったく問題ないでしょう。実際に、私も電車の中で音楽をよく聴きます。もちろん、おたまじゃくしひとつ漏らしません。

窓の外なんかを眺めながらお気に入りの曲を聴いていると、まるで自分が映画の主人公になったような感じで、気分がいいですよね。朝なら朝焼けの光が飛び込んで来たりして、物語のはじまりを感じますし、夜なら向かいのホームの風景や、道路に走るテールランプの灯りなど、景色が曲を引き立てます。ちなみに、こういうのを中二病と言います

景色があるシチュエーションの他にも、意外と良いのが地下鉄に乗った際に聴く音楽です。地下鉄特有の一定間隔で鳴る妙な音、これまた一定間隔で目に飛び込む蛍光灯の光など、これがどうして音楽にスパイス的役割を加えます。外国映画でよく、地下鉄のシーンありますよね。ちょうどあんなシーンを自分の目を通して再現できると言えば、分かりやすく・・・ないなと思いました

たとえば映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」では、猫を片手に地下鉄に乗るシーンがありました。予告編の1分9秒くらいからです。

Reference:YouTube

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP