3. 「チャックノリスVS共産主義」
別にチャック・ノリスが共産主義を相手に大立ち回りを演じるわけではなく、これまた立派なドキュメンタリーです。まあ、チャック・ノリスが共産主義と戦った場合、瞬きする間もなく共産主義が敗北するのは自明の理ですが･･･。
Reference：YouTube
作品は1980年代の共産主義下のルーマニアが舞台で、その当時は映画をはじめとした娯楽が禁止されていたんですね。もちろん、映画を非合法に密輸して、何の検閲も無しに上映したら営利、非営利問わず罰せられてしまう状況です。
でも、そんな中でも映画を調達し、吹き替えをつくり（なんとすべて1人の女声の声）、秘密裏に集まってVHSの上映会をしていた人たちを追ったドキュメンタリーとなっております。
逮捕される危険を犯してまで、なぜ映画を調達するのか？ 観るのか？ そして映画を観た観客たちは、その後どのような結末を迎えるのか。今私達が保持している当たり前の「権利」を考えさせてくれる作品です。
