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「インフェルノ」公開記念。シリーズ、秘密結社、オカルト用語おさらい

加藤広大 加藤広大


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「インフェルノ」

そして迎えた待望の3作目「インフェルノ」、現在公開中でございます。

主演はやっぱりロバート・ラングドン教授。毎度登場する女性の相方的存在、シエナ・ブルックスを演じるは眼力強めのフェリシティ・ジョーンズ。ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、今回はいつもと少し違った毛色のヒロインです。

舞台はイタリアのフィレンツェ、ヴィネツィア、そしてイスタンブール。全編を通して物語を貫くモチーフと謎解きの手がかりになるのは、ダンテの『神曲・地獄篇』。そしてダンテの地獄を描き出したボッティチェリの『地獄の見取り図』が大きな役割を果たします。


ボッティチェッリ/地獄の図(出典:Wikipedia

前2作と決定的に違う設定は、毎度のように警察関係者が訪ねて来て協力を依頼するわけではなく、ラングドン教授が一時的な記憶喪失にかかっている点です。既に状況に取り込まれた状態から物語はスタートします。


ダンテのデスマスク(出典:Wikipedia

マッドサイエンティスト、ベルトラン・ゾブリスト(劇中ではバートランド・ゾブリスト)が全世界の人口を抑制するために撒き散らそうとする“インフェルノウィルス”を巡って繰り広げる物語は裏切り、欺瞞の連続で、まさにボッティチェリが描いた『地獄の見取図』の第九圏、裏切り者の地獄そのものです。
 

Reference:YouTube

未だ劇場版を観ていないので下手なことは言えませんが、原作の建築物や美術品の描写はさすがの一言、ラングドン教授がああじゃないこうじゃない言いながら名所旧跡を案内してくれるのが、今から楽しみです。

駆け足で紹介して参りましたが、ロバート・ラングドンシリーズのおさらい、及び、用語解説、そして新作「インフェルノ」のちょっとしたご紹介でした。

毎回、映画代、もしくはレンタル代のみで、世界各地の名所をエンターテイメント込みで堪能できるのは、非常にありがたいですね。また、これだけのロケ地をこの内容で手配するのも本当に大変だと思います。原作者や出演者だけでなく、ロケ地を抑えたスタッフにも、万の言葉を費やして賞賛するべきでしょう。

最後に、こういった作品が制作される背景には、得てしてロズウェル事件のように、「何か他に隠したいものがある」場合が多いですよね。民衆には口当たりが良く、なんとなく納得できるような理由やストーリーを与えて、本質から目を逸らすのが奴らのやり方です。もしかしたら、私も気付かぬうちに陰謀の片棒を担がされているのかもしれません。そういえば・・・。嗚呼陰謀脳。

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