天性の巻き込まれ体質。ロバート・ラングドン教授とは
毎度の主人公はこの方、ハーヴァード大学の教授で宗教象徴学の権威であるロバート・ラングドン教授です。長身、ハンサム、大学教授と非の打ち所がなく思えてしまいますが、幼少期の経験から閉所恐怖症に悩まされており、飛行機やエレベーターの中など、狭い場所に入ってしまうと、途端にテンションが下降するのがチャームポイント。
演じるは「フォレスト・ガンプ」や「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でお馴染みの名優、トム・ハンクス。ロバート・ラングドンシリーズでは今回が3作目の登場となります。先日東京都内の蕎麦屋で目撃されたことで、ちょっとしたニュースにもなっていましたね。
Reference:Instagram
ちょっと馴染みすぎなんですけど・・・楽しそうでなによりです。というか、こういう外人飲み屋でよく見かけますよね。ラングドン教授の原作ハンサム設定は一体。
更には路上に打ち捨てられた軍手の写真を投稿しまくり、「トム・ハンクスは一体何がしたいんだ・・・」と一時騒然となったのも記憶に新しいところです。
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トム・ハンクスのインスタグラムアカウントが、ほぼ地面に落ちている靴や軍手の写真と、自撮りと、車しか写っていないことはさておき、シリーズの内容は基本的に、ラングドン教授が何らかの形で事件に巻き込まれ、舞台となる地域の名所旧跡を周りながら、謎を解き明かしたり、問題を解決していくのが話のおおまかな骨子となっており、この流れは3作品通してすべて同様です。
疑似観光と散りばめられた浪漫ワード。シリーズの魅力
「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」、そして今回公開された「インフェルノ」の魅力と言えば、豪華絢爛だったり、畏怖を感じさせる、歴史ある教会や美術館、聖堂などの建造物や美しい街並みが楽しめることでしょう。まるでラングドン教授と一緒に擬似観光しているように感じられます。小説でも建造物や美術品の様式や色、手触り、歴史背景などが丁寧に描写されていますが、パッと見て分かりやすいのは、映像ならではの表現ですね。
もちろん物語の核となる、男心をくすぐる巨大な陰謀や謎解きも忘れてはいけません。イルミナティやシオン修道会、聖杯などなど、聞こえただけで『月刊ムー』という単語が即座に浮かびそうな浪漫ワードが、贅沢に登場します。
主人公紹介と魅力はそこそこに、次は前2作をおさらいしてみます。