25. シャトー・オー・ブリオン（フランス）
5大シャトーの中で唯一グラーヴ地区から選ばれたのがこのワインです。「柔らかい土に似た豊かさを持つ」というのが、この造り手の特徴で、世界で最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーは「1980年代初め以降、オーブリオンほどの一貫性と、輝かしい品質を示すシャトーは他にない」と評しています。
【生産地】
ボルドー
【品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン45%/メルロ37%/カベルネフラン18%
【飲み口】
フルボディ
【特徴】
グラーヴの土壌からくるスパイシーな味わいと、甘美な香りが特徴的です
26. ペンフォールズ グランジ（オーストラリア）
イギリスから移住してきたペンフォールズ医師が、医療用ワインを作ろうとしてスタートさせたのがこのペンフォールズです。グランジが生まれたのは、チーフワインメーカーであるマックス・シューバート氏がボルドーで、シャトー・ラフィットやシャトー・マルゴーなどで40～50年物の稀少なオールドヴィンテージを試飲し、長命なボルドーワインに感銘を受けたからと言われています。
【生産地】
アデレード近郊
【品種】
シラーズ98%/カベルネ・ソーヴィニヨン2%
【飲み口】
フルボディ
【特徴】
シラーズ種というブドウのみでできたワインで、活き活きとした味わいと、複雑な香りを楽しめます。適度な心地よいタンニンが口当たりを引き立ててくれます
27. ソライア（イタリア）
このワインはイタリアの「スーパータスカン」と呼ばれる、イタリアワイン界に革命を起こした革新的な製法で作られたワインの1つです。リリース当初、イタリアでは異端とされましたが、海外で評価が高まり「スーパータスカン」として値段が高騰しました。良質なぶどうが収穫できた年のみ造られる大変貴重なワインです。
【生産地】
トスカーナ
【品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン75%/サンジョベーゼ20%
【飲み口】
フルボディ・辛口
【特徴】
熟したプラムやブラックチェリー、トーストやスパイス、タバコ等の複雑なアロマを楽しめます。若々しさを感じさせるタンニンがありつつも、深みを感じさせるワインです
28. シャトー・ペトリュス（フランス）
「神話の象徴」と表現されるボルドー最高峰のシャトー。今や5大シャトーをも凌ぎ世界で最も高値で取引されるワインの一つとなった「ポムロールの王」シャトー・ペトリュス。生産本数は約4500ケースで、発売後またたく間に世界のワイン愛好家たちが買い占めてしまうため、ほとんど市場には出回らないワインとしても知られています。
【生産地】
ボルドー
【品種】
メルロ主体
【飲み口】
フルボディ・辛口
【特徴】
複雑で古典的な香りと、凝縮した果実味を感じられます
29. ロマネ・コンティ（フランス）
ワインに詳しくない人でも名前だけなら聞いた事があるのではないでしょうか。人類の造りだした最高のワインと表されるロマネ・コンティ。ロマネ・コンティは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社がヴォーヌ・ロマネ村に独占保有している約1.8haのブドウ畑とそこから作られるワインのことです。絹のような口当たり、深遠の極みといわれる複雑な香味は飲んだ人を虜にします。
【生産地】
ブルゴーニュ
【品種】
ピノノワール100%
【飲み口】
フルボディ
【特徴】
全てを兼ね備え、全てが際立ち、全てにおいてバランスの良いワインです。複雑さをもちながらエレガントさが際立ち、果実味が際立ちながらも単純なだけでは終わらせません
30. アンリ・ジャイエ リシュブール（フランス）
ロマネ・コンティを凌ぎ、世界で最も高価なワインとされているのが、このアンリ・ジャイエのリシュブールです。ブルゴーニュ地方で「神様の手を持つ男」と呼ばれた醸造家アンリ・ジャイエが作り出した最高傑作。1年にわずか２５ケース（約３００本）しか生産されない世界文化遺産級のワインです。しかも、アンリ・ジェイエが力を発揮しだした70年代後半のヴィンテージです。
【生産地】
ブルゴーニュ
【品種】
ピノノワール100%
【飲み口】
ミディアムボディ
【特徴】
プラムとブラックベリーの香り、クリーミーな甘さとタンニンの苦みを感じられます
まとめ
どうでしたか？ 記事を書きながら思わずクリックしそうになりましたが、ワインの世界はハマればハマるほど奥が深いです。ぜひ自分に合う一本を見つけ、そのベクトルを持ってワインの世界に傾倒していってください。私も一生懸命働いて、夢であるジェイエのリシュブールが飲めるような男になりたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
