5. 『ピンポン』
主人公は、ペコとスマイルと呼ばれる幼馴染の2人。物語は、卓球部に所属するこの2人の青春を描いていきます。この漫画は単なるスポーツ漫画ではなく、主人公2人の等身大の成長物語になっているので、過去に進路、夢、人間関係で悩んだことがある人には、特に共感性が高いと思います。松本先生が描く「才能」「努力」「環境」は現実感たっぷりで、読後は少々疲労感を伴いますが、それも心地よくなるほどの秀逸な作品です。
6. 『テニスの王子様』
テニス漫画の代表と言っても過言ではない通称『テニプリ』。アメリカ帰りのクールな中学生、越前リョーマがテニス部に入部し、仲間とともに全国大会を目指していくストーリーです。作品の序盤は理解できる範囲のテニスの技が登場していましたが、最近では、もはやテニスラケットとボールを使ったバトル漫画のようになっています。強豪校のキャラクターも異彩な存在感を放ち、読者を魅了します。スポーツ漫画とバトル漫画を掛け合わせたような異色の作品です。
