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ハロウィンにおすすめ。仮装しながら爆音で流したい音楽達

加藤広大 加藤広大


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最近ではすっかり年中行事として定着したハロウィン。今年も繁華街は各種仮装をした方々で埋め尽くされ、飲めや歌えの大騒ぎ、最終的にはあんなことやこんなことまで酒池肉林の宴が催されることでしょう。前夜祭から当日、後夜祭にかけてSNSを覗くと飛び交いまくっている楽しそうな光景は、端的に言って非常に羨ましい限りでございます。

今やハロウィン=仮装(コスプレ)と言ってもよいほどであるとは思いますが、今回はそんなコスプレをしている後ろで、爆音で流したい音楽をあれこれ見繕ってみようという企画です。今年のハロウィン本番は、ラジカセ片手にぜひどうぞ。

ところでハロウィンとは一体何なのか

本題に入る前に、そもそもハロウィンとは一体何なのでしょうか? 仮装パーティー? 南瓜をくり抜いて家に飾るイベント? 1984年にドイツのハンブルクで結成されたバンドのこと? いえいえ、ハロウィンとは10月31日に行われる古代ケルト人の行事が起源だと言われています。

もともとケルト人の1年の終わりは10月31日でした。この日は夏が終わり、冬がはじまりを告げると、この世と霊界の間に幽☆遊☆白書よろしく目には見えない門が開き、死者の霊が家族を訪ねてくるとされていました。

ただ、死者の霊と共によろしくない精霊や魔女も出てくると考えられていたんですね。そこで夜、ドルイドの祭司たちはかがり火を焚き、生贄を捧げ、火の周りで踊り、朝になると各家庭に燃えさしが配られ、かまどの火を新しくし、家の中を暖めて悪い妖精や魔女が家の中に入って来ないようにしたのです。

これにちなんで、いわゆるカボチャ(元々はカブ)をくり抜いで作る「ジャック・オー・ランタン」を作ったり、仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート」と、近隣住宅を尋ねるようになるなど、その姿形は地域によりけりですが徐々に変化していきました。

さて、ジャック・オー・ランタンといえば、毎年この季節、街で見かけることも多くなりました。こんなやつです。


ジャック・オー・ランタン(出典:Wikipedia

可愛いですね。でも、昔のカブで作られたジャック・オー・ランタンって、こんな感じですからね。


カブで作られたジャック・オー・ランタン(出典:Wikipedia

滅茶苦茶怖いです。

それもそのはず、ジャック・オー・ランタンは「ランタン持ちの男」という意味でして、生前に堕落した人生を送り、そのまま死んでしまった人の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔から貰った石炭を火種にして、ちょうど転がっていた干からびたカブをくり抜いてランタンにし、それを持ちながら彷徨っている姿だとされているからなんですね。私も今のところ、残念ながら死後そうなりそうです。

前置きはこのくらいにして、そろそろ本題にいきましょう。

ハロウィンにおすすめ。仮装しながら爆音で流したい音楽達

そうそう「ハロウィンの仮装をしてる後ろで爆音で流したい曲」ですね。ハロウィンと言えば、やはりドイツのメタルバンド、Helloween一択です。正しい発音は「ヘロウィン」なのでご注意を。

女子高生だろうが、ナースだろうが、ゾンビだろうがドラえもんだろうがAKBだろうが、如何様なコスプレであろうと、『Helloween』に収録された記念すべき1曲目、『Starlight』を爆音でかければ、あなたは繁華街の視線泥棒間違い無しです。

Reference:YouTube

さて、お次も「Helloween」の・・・と書き続けると怒られそうですので少し趣向を変えます。今年流行りそうなハロウィンコスプレに合わせて考えてみましょう。

参考までに、昨年のハロウィンコスプレ画像などを漁っていると、もう出てくるわ出てくるわ、多種多様なコスプレお兄さん、お姉さんの雨霰です。困りました。ハロウィンコスプレ商戦に疎い私には何が流行るのか一向に検討が付きません。

と、思っていたらちょうどいい記事を街クリで見つけました。

【ハロウィンにおすすめ】コスプレ衣装10選

こちらを勝手ながら参考にさせていただきまして、いくつか見繕ってみましょう。いやー助かった。

ベタな選曲も元ネタ曲を流すことで差をつけたい。ぜひとも今年増えていただきたい『ハーレイ・クイン』

まずは10選の一発目、ハーレイ・クインです。今年は「デッドプール」も公開されましたし、多くのアメコミコスプレが街に溢れることでしょう。ハーレイ・クイン、露出が多いのでぜひ増えて欲しいところです。ポイズン・アイビーも捨てがたいですが・・・

そんなわけで、ハーレイ・クインのコスプレをした場合、後ろで流したい曲を決めるならば、やはり劇中でも使用されているGrace featuring G-Eazyによる『You Don’t Own Me』がよろしいのではないでしょうか。

Reference:YouTube

この曲がベタすぎて満足できないワガママハーレイ・クインの方におきましては、レスリー・ゴーアが歌う元ネタ曲『You Don’t Own Me(邦題:恋と涙の17才)』を爆音で流すことをおすすめいたします。

Reference:YouTube

アメコミは過去の名曲をたくさんサントラで使用したりしますから、あながち間違ってはいない選曲であると思います。

今更キングシーサー、今更エビラコスプレで被りやマンネリを防ぎたい。『ゴジラ関連コスプレ』

お次は発声可能上映会などで、既にコスプレが披露されている「ゴジラ」です。「シン・ゴジラ」も大ヒットですから、これまた多くのコスプレが披露されることでしょう。

ゴジラ本体ではなく、無人在来線爆弾や、モーションキャプチャー野村萬斎など、別角度からの飛び道具なども目立っておりました。ハロウィン当日も、更なるネタコスプレに期待ですね。

そんな中、もちろん「シン・ゴジラ」のサウンド・トラックをそのまま流用するのも良いですが、やはり古来より親しまれている『ゴジラのテーマ』もファンにとっては捨てがたいものがあります。

Reference:YouTube

また、ゴジラのコスプレをしてゴジラのコスプレをしている人と鉢合わせをしてしまったら「かぶったな・・・」と後悔してしまう場合もあるでしょう。そうならないためにも、ゴジラはゴジラでも、今更キングシーサー、今更エビラなど、選択に工夫を凝らしたいところ。

個人的にもし、ゴジラ関連のコスプレをしてハロウィンに参戦するとしたならば、キングシーサー、そして彼(?)を呼び醒ますために劇中まさかのフルコーラスで歌われる、『ミヤラビの祈り』をかけたいところです。

Reference:YouTube

歩道のド真ん中にラジカセを配置して『ミヤラビの祈り』を流し、キングシーサーのコスプレをして、ビルの柱からちょこちょこ顔を出したり引っ込めたりすれば、かなりの完成度に到達できることでしょう。もし異性から「あ、キングシーサーのコスプレだ!」と指さされた場合、たぶん運命なんで結婚した方が良いと思います。

積極的にビル・マーレイのポジションを狙いたい『ゴーストバスターズ』

さて、次は『ゴーストバスターズ』。今年は新作も公開されましたし、設定上女性もコスプレを楽しめそうです。

参考記事を読んでみると、「コスプレをした街のお化けたちを退治しながら歩くと盛り上がりそうです」と書いてありまして、正直「その手があったか!」と思いました。

この格好してハロウィンに出かけたら、もう魔女とかゾンビとか、悪魔の格好してる女の子をナンパし放題じゃないですか! 「キミは悪いお化けだねぇ、吸い取っちゃうよ〜」とか言って、相手も相手で「いやぁーん、えっちぃー、ビル・マーレイぃぃーん」って、マシュマロマンの足のあたりに頭をぶつけて死ね!

少々取り乱しましたが、ゴーストバスターズと言えば、やはりレイ・パーカー・ジュニアが手がけ、後にヒューイ・ルイス&ザ・ニュースから若干パクったことがバレて裁判沙汰になったことでも有名な『ゴーストバスターズ』一択でしょう。

Reference:YouTube

正統派な可愛い系でいくか、それともギャップ萌えを狙うのか『悪魔コスプレ』

ハロウィンと言えば悪魔も定番です。女の子は皆悪魔みたいなもんなので、コスプレしなくても良いような気もしますが・・・それにしたって悪魔コスプレは可愛いものです。

小悪魔からサタンまで、国籍、宗教問わず、その種類はさまざまです。ハロウィンでよく見かけるのは頭にツンツンとした角がついた、フリフリスカートの可愛いヤツですね。

可愛い路線でいくとした場合、キャンディーズの『やさしい悪魔』なんて素晴らしいのではないでしょうか。3人で悪魔のコスプレをして後ろで流れていたら、思わず声援を送ってしまいそうです。3人と言えば、BABYMETALのコスプレなんかも良さそうですな。

Reference:YouTube

逆に、「ギャップ萌え」を狙ってみるのも良いでしょう。可愛い悪魔のコスプレをしながら、Mayhem(メイヘム)などの初期ブラックメタルバンドの曲を爆音で流すのも一興です。このとき、ラジカセなどの出音は割れていれば割れているほど狂気を感じられ、より一層ギャップを感じられることでしょう。

定番のコスプレも、別角度から切り込むことにより他人と差を付けられるかも『魔女』

最後はちょっぴり悪魔と被りますが、こちらも定番の魔女です。魔女、いいですねえ魔女。運送業に勤しむ魔女からガチの魔女まで、悪魔と同じく千差万別です。

個人的にはルイス・リカルド・ファレロが描いた『サバトに赴く魔女たち』のコスプレなんか、完全に全裸なんでいいなあと思います。また、「魔女狩りされる魔女」なんてのも、一度は見てみたいコスプレのひとつですね。

肝心の選曲ですが、日本で魔女と言えば「魔女の宅急便」のキキ、そして菓子「ねるねるねるね」のCMに登場する魔女でしょう。ここは懐かしの「ねるねるねるね」のCMを繰り返し流しながら繁華街を練り歩きたいところです。

Reference:YouTube

または「テーレッテレー」のところだけ抜き出して、何か言う度に流すのも良いアイデアなのではないでしょうか。きっと30代にバカウケです。コスプレの方もぜひ、可愛さに寄せず、老婆の魔女に寄せていきたいところです。

可愛い魔女の場合には、これはもう『ルージュの伝言』だったり、『やさしさに包まれたなら』だったりをかけておけば良いでしょう。個人的には魔女の宅急便でかかる曲を使用する場合ならば、『海の見える街』をおすすめします。箒を持ちながらだと尚良いですね。

仲良く楽しく、素敵なハロウィンをお過ごしください

以上、ハロウィンの仮装をしてる後ろで爆音で流したい曲たちでした。もうすぐハロウィンですが、街に出かけて乱痴気騒ぎ予定の方々におきましては、羽目を外しすぎて社会的に死なないようにご注意くださいませ。皆で仲良く楽しく、遊びましょう。私は流れてくるSNSでのタイムラインを眺めながら、悪い魔女や妖精が入って来ないように、家の中を暖めて過ごそうと思います。

街角のクリエイティブ ロゴ


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