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人生に疲れたときに癒してくれるのは「ミック・ジャガー」

加藤広大 加藤広大


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もう一人のイギリスが産んだロック・レジェンド、デヴィッド・ボウイとデュエットしたマーサ&ザ・ヴァンデラスが原曲の『Dancing in the street』では、最高の出落ちを披露してくれます。

Reference:YouTube

棒を手にくるりと口笛を吹きながら一回転してそのまま画面外に消えていくという、音楽ビジネス業界の栄枯盛衰すら感じさせるある意味強烈な開幕パンチは、今なお洋の東西を問わず「ダサいミュージック・ビデオランキング」の常連を維持し続けています。

迫り来る80年代サウンドがスパイスとなり、「モータウン」という素晴らしい宝石を粉々に散りばめたもはや面白ダンスバトル大会と化したこの映像、溢れ出る両巨頭の情熱を一体誰が止められるでしょうか。いません。

しかし、さすがのデヴィッド・ボウイも後半は「これ、なんか違う」と半笑いになってしまっているのをしっかりとカメラが収めています。でもミック・ジャガーは大丈夫です。安心してください。ここでも完全なるミック・ジャガー・エンターテイメントを超新星爆発させています。

このミュージック・ビデオに関しては、こちらの記事にて詳しく書いております。
必見! 伝説のダサいミュージック・ビデオ『Dancing In The Street』の舞台裏映像

ところで、本記事において、ここまでで「ミック・ジャガー」と書いた回数は24回でした。現在字数にして192文字をミック・ジャガーに使っていますので、この記事の約6%はミック・ジャガーでできています。これだけ書けばミック・ジャガーという単語がじわじわと皆様の脳裏に刷り込まれているかと存じます。今27回になりました。

と、いうわけで、莫大なる資産を持った偉大なる男、ミック・ジャガーは、資産こそ私たちに分け与えてはくれませんが、その非常にクレイジーかつファニーなステージングによって、「ダサいことを本気でやりまくるとある意味カッコよくなる」という教訓とともに、殺伐とした日常生活にちょっとした癒しを与えてくれるのです。

疲れた時にはミック・ジャガー、悲しい時にもミック・ジャガー、二日酔いにもミック・ジャガー、もしかしたら1日1回のミック・ジャガー摂取を法律で義務づけることにより、世界から争いごとを無くすことができるかも知れません。国連加盟国はぜひ法案の施行を急ぐべきです。ミック・ジャガーがステージで動き回る今こそ、ロックは世界を変えることができるという言葉を証明する人類最後のチャンスなのかも知れないのですから。

やるだけの価値があることは、過剰にやり過ぎるだけの価値もある。
ミック・ジャガー

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