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【元育児書編集者が選ぶ】おすすめ育児書ランキングBEST10

トゥルーテル美紗子 トゥルーテル美紗子


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子どもが産まれると、日々のすべてはおっぱい、おむつ、寝かしつけになります。おっぱい飲んで、ウンチして。ウンチがとび出し服がどろどろになって。どろどろを洗っていたらお腹空っぽーと泣き出して。おっぱいあげたらまたウンチして。そんなことの繰り返しです。

おっぱい、おむつ、寝かしつけ。たまにおめかし、爪切り、定期健診。その連鎖をぐるぐるぐるぐる繰り返していると、ふと不安になります。あれ、私の子育てって、これでいいんだろうか?

そんなとき私を救ってくれた本を、10冊ご紹介させてください。

忙しいからこそ本がいい

「いやいや、毎日忙しくて読書どころじゃないよ!」という方もいるかもしれません。でも子育て中って、案外細切れの時間はたくさんありませんか。子どもが寝入った隙を見てページをめくり、泣き出したらしおりを挟んでパタン。寝たらまた続きをめくる。前後関係も確かめながら・・・と融通がきくのは本ならではです。スマホで記事を読んでいると、こううまくは切り替えられません。

未知の概念を教えてくれる

また本は、自分が持ちえない知識をくれるものです。ネットは、「夜泣き いつまで」と検索窓に打ち込めば、それらしき答えを一瞬で目の前に並べてくれます。でも検索するためには「夜泣き」という概念を事前に持っていなければならないですよね。

特に初めて子育てをしていると、日々分からないことだらけです。「おっぱいもあげて、おむつも替えた。暑くも寒くもない。でもなぜかギャンギャン泣きわめいて、全身真っ赤になっちゃって。特に夜に泣くもんだから疲れちゃう。一体どうすればいいの!?!?!?」とぐちゃぐちゃに悩んだとき、「それは夜泣きといって、この時期よく見られる状態です」と、ぐちゃぐちゃな状況をすっきりまとめて教えてくれるのが本なのです。

本の中でもとりわけ熱心に研究されているのが育児書

さらに、独身時代に育児書を編集し、いま自分も母になって思うのが「育児書の読者はとびきり手ごわい消費者だ」ということです。

何かと物入りな時期、幼い子どもを持つ親御さんは「売れているから」「高名な先生が書いたから」「装丁がお洒落だから」などという理由では本を買いません。じっくりレビューを読み、立ち読みで目次を熟読し、なんなら図書館で一度借りてからようやく財布を開きます。「これは絶対役立つから買おう」と読者に思ってもらうべく、タイトルも目次もレイアウトも検討に検討を重ねて作られているのが育児書なのです。

そして育児書とは、ロングセラーが多いジャンルです。ために編集者は過去の売れ筋を凌駕すべく、新たな視点を加えたり時代のニーズをくみ取ったり狭い分野に論点を絞ったりしながら日々新刊を作っています。どのジャンルにも共通していることですが、育児書はとりわけ「読者のニーズ」に真摯に向き合って作られていると感じます。

そんな訳で、育児書はいい!
その一言のためにずいぶんと前置きが長くなってしまいました。ようやくおすすめ本の紹介に入ります。育児書といっても様々ですが、

  • 第一子を育てている人向け
  • 子どもは1歳未満
  • 百科事典からエッセイまで幅広く
  • 子どもがいなくても、単純に読み物として面白い

を基本に、10冊選んでみました。順位は、完全なる趣味と今の気分で目安程度につけています。

10位 127人が選んだわたしの好きな育児書

そう、おすすめの本なんて趣味の世界でしかありません。私がここでおすすめする10冊も、皆さんにはピンと来ないかもしれません。のっけから元も子もないことを申しますが。

その点この本は、様々な分野で活躍するバラエティ豊かな人たち――でも、1本クーヨン的な芯が通っている気がする人選――による推薦書がずらっと並んでいるので、あなたの心にヒットする本が少なくとも1冊は見つかります。私は100冊ほど見つかりました。

 

9位 子どもの心の発達がわかる本

著者の小西行郎先生は、発達神経学の見地から赤ちゃんの言動を研究する第一人者です。生後すぐ、まだ目がよく見えないとき、言葉が話せないときの赤ちゃんにも真摯に働きかけることが大切だと解説している本です。

産むまで知らなかったのですが、子どもって、1年以上も言葉が話せないんです。1年以上、「あー」とか「うー」しか言えない人と話をするのは、虚しいものです。でもそれは我々大人が使う言葉を赤ちゃんが発声できないというだけで、彼らは彼らなりに言葉を発しているし感情も備わっている。大人の言うことも解っているのだそう。そう知って、日々の育児はかなり楽しくなりました。

講談社の「こころライブラリーイラスト版」シリーズはどれも分かりやすいのですが、本書もその例に漏れずとても読みやすいです。

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