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クライアントに怒り爆発しそうなときにきく仏教の教え5選

大住 奈保子 大住 奈保子


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教え その3

もし争いをもって争いを止めんと欲すれば、ついに止まることを得ず。ただ忍、よく争いを止む。
引用:『中阿含経(ちゅうあごんきょう)』より

カッとなっている相手にカッとなって言い返せば、争いがやむことはない。忍耐だけが平和的解決の手段だよ、という仏教の言葉。

「こんなに毎日ガマンしてるのに、まだガマンしろっていうの!?」と思われる方もいるかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。忍耐だけが争いを止められるとしたら、ガマンしているあなたこそが、この場を支配している支配者なのです。

嵐のような怒号を浴びせてくるクライアントには、とにかくガマンしてやり過ごす。怒り疲れてパワーダウンしてきたところが狙い目です。「本当に申し訳ありませんでした。ところで・・・」とさりげなく提案を差し入れていきましょう。

教え その4

極楽百年の修行は、穢土の一日の功に及ばず。
引用:日蓮『報恩抄』

極楽のようなよい環境で百年修行しても、地獄のような苦しい環境で積むたった1日の功徳にもかなわない。苦しい状況でこそ人は成長できるのだとよく言われますが、日蓮上人も同意見のようです。

修正指示のメールがくるたびに。提案へのダメ出しがくるたびに。あなたのクリエイターレベルは、着実にアップしているのです。・・・たぶん。

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