いま、日本国内のみならず海外でも人気の日本酒。その人気を裏付ける数字として、清酒の海外輸出金額が6年連続で過去最高額を記録しているようです。特にアメリカや中国、台湾、香港、ベトナムにおいては2014年から2015年の輸出量が120%以上という大きな伸びを見せています。海外では“Sake”という名称で親しまれている日本酒。そんな日本酒についてのアレコレを海外に発信する「SAKE Master」というサイトが昨年末オープンしました。コンテンツを徐々に増やしながら、話題になってきたこのサイトをさっそくチェックしてみました!
About “SAKE”
「SAKE Master」では、日本酒の作り方や地域性、精米歩合などについて分かりやすく紹介しています。日本酒についてあまりよく知らない人にとっては非常に勉強になるような内容です。
蔵元について
東北、関東、北陸など、地域に分けていくつかの蔵元を紹介しています。杜氏(とうじ)のインタビュー映像を載せるなど蔵元への取材も行っているため、とても深い内容になっています。
Reference:YouTube
お米について
純米酒、大吟醸などの種類の違いが分かりやすい図にまとめられています。「純米? 純米吟醸? 大吟醸?」という人はこの表で学べますね。ほかにも日本酒でよく使われているお米の種類なども掲載しています。
味について
香りと味の違いをオリジナル味タイブで、「薫酒」「爽酒」「熟酒」「醇酒」の4種類に分けられています。そのポイントをきちんと説明しつつ、各日本酒のそばにアイコンとして入れることで海外の人たちにも味をイメージしやすいような表記になっています。また相性のいい料理なども紹介しており、実用的な内容になっているところも注目したいですね。
awardについて
ここでは、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)という世界的なブラインドテイスティング品評会と、明治44年にスタートしたという歴史ある日本の品評会、新酒鑑評会について紹介し、またそこで賞を受賞した日本酒一覧も紹介しています。ずらっと並ぶ受賞した日本酒の銘柄の中に自分が飲んだことのある銘柄を見つけるととても嬉しくなります。また、こういった一つの指標があることで新たな日本酒との出会いにも繋がりますよね。
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