1. 「ブレードランナー」の2つでじゅうぶんなリックデッカー丼
最初にご紹介するは、もはや全人類の共通言語と言っても過言ではない名作「ブレードランナー」内にて、ハリソン・フォード演じるリック・デッカードが怪しげな屋台で注文する「リック・デッカー丼(と言うかは知りません)」です。
実はこのデッカー丼、本編では映りません。デッカードが屋台主に「ふたつでじゅうぶんですよ!」とたしなめられ例のメニューを食すシーンは長年謎として扱われていたのですが、ワークプリント版の公開でついに明らかになりました。「このシーンは見せないのが暗黙の了解」というのを聞いたことがあるような気がしますので、画像には自主規制を入れさせていただきました。気になる方はぜひ映画をご覧ください。
出典:「ブレードランナー」
蓋を開けてみれば白飯の横に野菜が半分ほど盛りつけられ、奇っ怪な深海魚のような物体が2匹鎮座ましましているという代物でした。そのあまりに不味そうな丼ものに「いや・・・ごはんだけでじゅうぶんですよ・・・」と感想を抱いてしまいそうになりますが、それはそれ、やはり1度は2つと言わずに4つも5つも乗せて食べてみたい映画界の丼もの最高峰に位置しているメニュー、それがリック・デッカー丼なのです。
2. 「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」でスネオが驚愕したフィレミニョンステーキ
「大長編ドラえもんシリーズ」の第4作、何でも出てくる未来デパートの上顧客、ネコ型ロボット(自称)ドラえもんと、その愉快な仲間達(眼鏡、筋肉、髪型、清楚系〇ッチ)が繰り広げる大冒険の海版。人工知能をもったバギーのしずかへの叶わぬ片思いを描いた超大作が、「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」です。
物語の舞台は深海で繰り広げられておりまして、そこで出てくる海底生活用のひみつ道具に「テントアパート」の付帯設備である「海底クッキングマシーン」というものがあります。
この機械、プランクトンを原料として、ありとあらゆる古今東西の料理を作り出すという世界の食糧事情を一変させるほどのポテンシャルを持った未来デパートの商品でして、端的に表現するならば非常に優れものです。
大長編ドラえもんシリーズは、「グルメテーブルかけ」「植物改造エキス」など、食べ物を作り出すシーンが多いのですが、数ある中でも一番SF色が強いのはこの「海底クッキングマシーン」でしょう。
メンバー各々、好きな物を注文して食べますが、中でも食べてみたいのはスネオが注文した「フィレミニョンステーキ(レア)」ですね。グルメ(笑)のスネオも思わず「いい肉使ってるね!」と勘違いしてしまうほどの肉具合、一度は試してみたいものです。
出典:「ドラえもん のびたの海底鬼岩城」