トゥーマッチな火薬による大爆発、飛び交う緑色の紙幣、溢れるほどの白い粉、涙せずには観られぬ恋愛、沼のような人間ドラマ･･･etc.映画の「見どころ」はたくさんありますが、劇中に出てくる食べ物や飲み物も、また見どころのひとつですよね。
飲食物が出てくる映画といえば、古くは「チャップリンの黄金狂時代」で靴を茹でて食べるシーンはもちろんのこと、「007」シリーズお馴染みのマティーニ（ヴェスパー・マティーニ）などなど、それこそゴマンとありますが、日本で最も多く語られたものはスタジオジブリが制作した作品群に登場する飲食物、または喫食シーンでしょう。
「ルパン三世カリオストロの城」に出てくるゴロっとした肉団子の入ったスパゲティを次元と取り合うシーンや、「千と千尋の神隠し」の両親が冒頭タダ飯を喰らい豚化する裁きにあうシーン、もちろん「ラピュタパン」も忘れてはいけませんし、ドロップという名のおはじきに関してはもう何も言えません。
と、何を調べずともすらすらと出てくるところがジブリ映画の凄いところですね。個人的に一番好きなのは、「天空の城ラピュタ」でパズーの家に勝手に上がり込んだドーラ一家がどこから持ってきたのか分からない程の食料を机にずらっと並べて食い散らかしているシーンです。
今回は映画に出てくる食べ物、飲み物の中で、一度は「個人的に体験してみたい」と感じたものをご紹介するのですが、ジブリは上述であらかた終わってしまいましたので除外させていただきます。有名なものから「それは別に食べたくないわ･･･」と微妙なものまで、いろいろ取り揃えてみた･･･つもりでございます。
