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【原曲を超えた?】秀逸なカバー曲のおすすめ5選

加藤広大 加藤広大


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『She』/Elvis Costello

1999年のアメリカ映画「ノッティングヒルの恋人」で流れる超名曲、Elvis Costello(エルビス・コステロ)が歌う『She』ですが、この曲も元々はフランスのシンガー・ソングライター、日本でこの名前を出すと「ああ、あのガンダムの」と言われてしまうことの多いCharles Aznavour(シャルル・アズナヴール)の『Tous les visages de l’amour(邦題:忘れじの面影)』という非常に長ったらしい題名のカバー曲でございます。

Reference:YouTube

映画で有名になったと言えども、イギリスや日本のフィルムではオープニングが原曲、劇中のみコステロのカバーとなっており、アメリカ版では両方ともコステロのカバーという、なんともいびつな仕様になっています。ですので、原曲を知っている方も多いのではないでしょうか。

Reference:YouTube

聴き比べてみると、言葉が違うだけでこんなに印象が変わるのかと、とても興味深いですね。どちらも甲乙つけがたいですが、「ノッティングヒルの恋人」では、元々原曲を使う予定でした。しかし、アメリカでこの曲の知名度が低いため、急遽コステロがカバーしたというエピソードがありまして、まさに怪我の功名的に偶然生まれた稀有なカバー曲であるといえるでしょう。

素晴らしい仕上がりのこの曲に、シャルル・アズナブールもきっと草場の陰で微笑んで・・・と思っていたのですが、彼、調べたらまだご存命でした。御年92歳、今年で丁度活動70週年のようです。そしてなんと、「最後の日本ツアー2016」と銘打って来日が予定されているそうです。これほど説得力のあるツアータイトルを、私は電気グルーヴ以外で見たことがありません。

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