『Please Mr. Postman』/The Beatles
一周して逆にベタでないのではないか。と思えてしまうほどベタな選曲で大変申し訳ないのですが、The Beatles(ザ・ビートルズ)が歌う『Please Mr. Postman』でございます。リリースは1963年、 日清食品が「日清焼そば」を発売した年でもあります。懐かしいですね。私、生まれてませんけれども。
ビートルズやストーンズの初期はカバー曲ばかりでして、素敵な曲はたくさんあるのですが、個人的に元ネタのThe Marvelettes(マーヴェレッツ)が好きだ。という理由もありまして、今回はこれをセレクトさせていただきました。
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余談ですが、初期のビートルズを描いた映画「Back Beat」でも、この曲がカバーされているのですが、劇中曲の演奏を担当したBack beat bandのヴァージョンも素晴らしいので、こちらもオマケで掲載させていただきます。
ちなみにボーカルは、ソウル・アサイラムのデイヴ・パーナー、ギターはソニック・ユースのサーストン・ムーア、ベースはR.E.M.のマイク・ミルズ、ドラムはニルヴァーナのデイヴ・グロールでして、ちょっとしたB級映画の割にはとんでもないメンツなんですよね。
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話を戻しまして、原曲はと言いますと、先ほども書きましたようにモータウン・レコードに所属していましたThe Marvelettesが元ネタです。この曲、モータウン・レコードの初めての全米ナンバーワンヒットでして、それに味をしめたのかどうなのかは分かりませんが、次作のシングルタイトルは『Twistin’ Postman』でした。
これはビルボードのポップシングルチャートにおいて34位と、二匹目のドジョウはいない結果に終わってしまいますが、なかなか素敵な曲ですので興味がある方はぜひ聴いてみてください。
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原曲を超えた的なタイトルなのに、今聴き直したらこちらの方が全然良かったので若干困惑しておりますが、ビートルズのほうも飾らないストレートな楽しいロックン・ロールですね。
先程も書きましたが、初期ビートルズはカバー曲が多めでして、演奏している楽曲もロックン・ロール・レジェンドな曲ばかりです。なので元ネタを漁っていけば、「ビートルズ以前のロックン・ロール(入門編)」的に聴いていけますので、ルーツを掘ってみたい方はぜひお試しくださいませ。