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ファッションが秀逸なおすすめ映画10選

加藤広大 加藤広大


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「トレインスポッティング(Trainspotting)」

公開されてから今年で20年。あまりに有名すぎて語るのが恥ずかしくなってしまう名作「トレインスポッティング(Trainspotting)」ですが、そろそろ再び語り出しても良いのではないでしょうか? こちらはトレイラーではなくて、イギー・ポップが歌う主題歌『Lust For Life』のMVを貼らせていただきます。珍妙な動きをするイギー・ポップと共に、映画の雰囲気を味わってみてください。

Reference:YouTube

今観ても服装はちっとも古臭くないですね。レントン(ユアン・マクレガー)のファッションも捨てがたいですが、やっぱりアル中で喧嘩狂いのベグビー(ロバート・カーライル)のコーディネートが抜群です。特にバーのシーンなんて、オールバックでビシっとキメて白いポロシャツに金ネックレス、ジージャンにスラックス、靴下は白で、良く観るとピンキーリングをはめています。

これだけ聞くとダサい感じがしますが、これがトータルで見ると本当にカッコいいんですよねえ。勝手にしみじみしてしまいました。すみません。続編が製作されるようですが、こちらも服装に注目しつつ鑑賞してみたいと思います。

「24アワー・パーティー・ピープル(24hour people)」

ロンドン・パンクが生まれた1976年からマンチェスター・ムーヴメントを見事に描き出した2002年製作、マイケル・ウィンターボトム監督の「24アワー・パーティー・ピープル(24hour people)」は、当時のパンク、そしてハシエンダ周りの重要人物や音楽を押さえるのには持ってこいのガイドブック的な映画です。

Reference:YouTube

服装も当時の雰囲気が良く出ています。当時は音楽が劇的に進化、変化していましたから、年代を経るに連れて音楽も、ファッションも変遷していきます(もっとも狭い範囲での出来事なのでそこまで大きくは変わらないのですが)。ムーブメントはいきなり出てくるものではなくて、理由があり、過去から未来へ繋がっていくものだということをはじめ、通して観ると色々なことが分かったり、繋がります。当たり前だのマンチェスターですが、サウンドトラックも最高です。ジャケット・デザインだってピーター・サヴィル。細かいところまで完璧です。

「ワンダラーズ(THE WANDERERS)」

「ハットとかスラックスとか、外人しか似合わねえんだよ! おれが着ると『哭きの竜』みたいになっちまうんだよ!」とお思いの皆様、ご安心ください。この映画は大丈夫です。1979年公開、フィリップ・カウフマン監督の「ワンダラーズ(THE WANDERERS)」です。

Reference:YouTube

舞台は1963年のブロンクス、簡単に言えば不良同士のグループ交際、もとい抗争を描いた映画なのです。こういった設定は映画「アウトサイダー(The Outsiders)」のようにグリース対ソッシュ、貧困層対富裕層の対立になりがちなのですが、本作は人種別にグループがあり、その対立が話の軸となっています。要は移民の話ですね。ちなみに、「アウトサイダー(The Outsiders)」も物語のみならず、映画も音楽もそれはもう素晴らしいので、時間があればぜひ2本立てでご覧ください。

主役のイタリア系はワンダラーズ、黒人グループはデルボ・マーズ、アイルランド系のダッキー・ボーイズなど、それぞれ揃いの服を着ています。どれも甲乙つけがたいのですが、中でも中国系のウォンズというグループ、日本人にも似合いそうなサイズ感の革ジャンを揃いで着用しております。喧嘩になりそうになると全員カンフーっぽい構えを取るのもお約束。チーム、人種によっていろんなファッションが楽しめます。

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