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背筋がまったく凍らない異色のおすすめゾンビ映画3選

加藤広大 加藤広大


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「ウォーム・ボディーズ(Warm Bodies)」

2013年にアメリカで公開された純愛ゾンビコメディ「ウォーム・ボディーズ」は、異性と観るにはぴったりのゾンビ映画です。原作はアイザック・マリオンの小説『ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』。「ロミオとジュリエット」をもとにしているそうです。トレイラーはこちらです。

Reference:YouTube

主人公のイケメンゾンビRを演じるはニコラス・ホルト。ニコラス・ホルト、そう、「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」で砂漠を爆走するキ◯ガイ鉄砲玉、ニュークスを演じた彼です。こんなにハンサムだったんですね。ニュークスが映画の中でひとりの個人として成長したように、本作でも美少年ゾンビRはひょんなことから拉致して来たヒロインのジュリーと恋に落ち、人間の心を取り戻していきます。そしてその恋は、ゾンビたちにも大きな変化を与えていくことになります。

この映画の特徴として、通常のゾンビとは違い、生きている時の仕事や行動を繰り返しているという点が挙げられます。これは「ランド・オブ・ザ・デッド」でもありましたね。“生前の記憶が残っている”というやつです。また、ちょっとですが言葉が喋れる個体も存在します。Rもちょっと喋れます。時たま「お前、今思いっきり普通に喋ったろ」と突っ込んでしまいたくなるシーンもありますがそれもご愛嬌。さらに、ゾンビが人間の脳を食べると、相手の記憶を体験できるという能力も付加されています。

これはゾンビ映画あるあるなんですが、劇中で使用される曲がまた良いんです。Rがゾンビなのに音楽好きという設定ですので、要所要所に音楽が非常に効果的に使われています。しかもこのイケメンゾンビ、レコードで音楽を聴きます。ヒロインに「iPodとかで聴けばいいのに」とか言われても「オトガ、イイ」と返します。若いのに大したもんです。

選曲も具体的に列挙すると、ジミー・クリフ、ボブ・ディラン、ロイ・オービソンからボン・イヴェール、ファイストまで、新旧取り揃えた選曲になっていますので、音楽好きにはたまりません。

人間とは、ゾンビとは、そして第3の存在(ガイコツ)も登場するのですが、自分たちとは違う相手をどう受け入れるのか? 手を取り合うのか? 排斥するのか? いろいろなことを考えさせられる映画です。鑑賞後にはタイトルの『Warm』という単語の意味がよく分かることでしょう。
以上、有名どころばかりですが、笑える、感動できる、背筋の凍らないゾンビ映画をご紹介させていただきました。ハンバーガーでもパクつきながら、気軽にモグモグとご鑑賞くださいませ。なお、異性と観て関係がこじれた、次の日から会話をしてくれない、ゾンビ化した。などの場合、当方は一切責任を負いませんのでご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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