「ショーン・オブ・ザ・デッド（Shaun of the Dead）」
こちらは2004年にイギリスで製作されたゾンビ映画なのですが、日本では劇場未公開だそうです。私はDVDを購入して観たので詳しくは分かりませんが、こんなに面白い映画を未公開で済ますなんて何と残念なことでしょう。トレイラーはこちらです。
Reference：YouTube
舞台はロンドン、家電量販店に勤務するまったくうだつの上がらない主人公ショーンは、うだつが上がらない割には彼女がいるリア充なんですが、まあ冒頭でフラれるのでよしとしましょう。で、フラれて凹んで、ある朝二日酔いで目覚めるとなぜか街中にゾンビが溢れています。まあゾンビが溢れないと話が進まないので仕方ありません。これもよしとしましょう。
うだつがあがらない無気力男のショーンも流石に事態のヤバさに気付きます。同居人で親友のエド（こいつが本当にいい奴なんです）と一緒に、元カノと母親を救う計画を立てます。
とりあえず庭に居るゾンビを撃退し、母ちゃんを回収して、リズ（元カノ）を連れて、馴染みのパブ『ウィンチェスター』で一杯やりながら、騒ぎが収まるのを待つ。なるほど。文句の付けようのないプランです。
余談ですが、2人がレコードを手裏剣のようにゾンビに向かって投げるシーンは音楽好き必見です。何度観ても爆笑してしまいます。
計画を実行しようとして2人は（仲間を増やしながら）適当に奮闘するわけですが、行く手には様々な困難が立ちはだかります。果たして一行は無事にゾンビから逃げ切れるのか？ ショーンとリズの恋の行方はどうなるのか？ パブに酒は残っているのか？ 生温いジェットコースターのような展開で物語は進みます。所々でオマージュも盛り沢山。特に「ドーン・オブ・ザ・デッド」を観ていればより一層楽しめます。
詳細はネタバレしてしまうので避けますが、本作のエンディングで流れるテーマ曲は『クイーン（Queen）』の『You’re My Best Friend』、これが流れた瞬間、あなたは不覚にも涙を流してしまうはずです。
