アメリカに端を発し、日本でもブームが続くスーパーフード。チアシードやアサイー、キヌアなどの、数年前は見たことも聞いたこともなかったような食材がスーパーの一角を占めるようになりました。中でもココナッツオイルなどは関連のレシピ集がわんさか出て、店頭で特売セールになることもしばしば。すっかり私たちの生活に定着した感があります。
このようにスーパーフードといえば、物珍しい外来の食べ物が黒船よろしく日本の食卓にずいずい上り込んでくるイメージでした。しかし、次なるブームとして注目を集めているスーパーフードは、我ら日本人が毎日のようにとっている身近な食材だといいます。それは、海苔やワカメ、昆布などの海藻です。
なぜ海藻に注目が集まっている?
海藻はビタミン、ミネラル、ヨウ素、カリウムなどが特に豊富で抗酸化作用があり、血液もサラサラにする・・・と、その健康効果について改めて語る必要はないでしょう。
ハフィントンポストの記事は「海藻は、ケールを食べている人ならきっと気に入るスーパーフード」と紹介しています。ケールといえば、日本では「まずい! もう一杯!」でおなじみの青汁の主原料。アメリカでもここ数年スーパーフードとして騒がれていますが、「青汁の主原料」という事実が物語っている通り、いかんせんまずい。まずさに辟易としながらも健康のためにしぶしぶ口に運んでいたケーラーが、ケールに似た健康効果があるということで海藻にシフトするのかもしれません。