素晴らしい映画には、素敵なサウンドトラックがつきものです。むしろ、どの映画とは言いませんが、内容が多少アレでもサウンドトラックが良ければ映画は名作になりえます。そういえばレニ・・・今言いそうになりました。すみません。
とにかく、それほど映画の中で音楽は重要な比率を占めています。誰しも「あの映画のあの音楽がいいんだよなあ」という1曲、ありますよね? また、ある映画の中で、なぜこの音楽なのか? ということを考えてみると、過去観たことがある作品でも再びスルメのように味わえます。というわけで、「映画の中に流れている印象的な音楽」を色々こねくり回してご紹介していこうと思うのですが、ゾンビ映画ですので苦手な方はごめんなさい。今回は「ドーン・オブ・ザ・デッド(Dawn of the Dead)」です。
ドーン・オブ・ザ・デッド
「ドーン・オブ・ザ・デッド」とは、2004年にアメリカで制作されたゾンビ映画でして、ジョージ・A・ロメロ大先生が1978年に世に放った「ゾンビ」という映画のリメイク版的な位置付けです。
Reference:YouTube
ちなみに、元祖「ゾンビ」の音楽担当はイタリア産プログレバンドの「ゴブリン」、そしてホラー映画の巨匠にして顔すらもホラーな映画監督、ダリオ・アルジェントが手がけており、こちらも秀逸です。ゾンビ、ホラー映画が苦手な人は、せめて今回ダリオ・アルジェントの顔だけでも良いので拝んで行ってください。
ダリオ・アルジェント(出典:Wikipedia)
さて、大まかな話の筋としては、本作の主人公、看護師のアナが、明らかに不穏な空気が流れ、おかしいことになっているのに「はやくお家に帰って旦那とラブラブしたいわぁ」と呑気に帰宅し、多少のサービスカットの後、翌日覚めると、なぜか寝室の前に様子がだいぶおかしい隣近所在住の少女ヴィヴィアン(ゾンビ化済)に愛する夫があっさり噛まれ、「噛まれて5秒で感染」と言った具合に速攻でゾンビ化した元夫から命からがら逃げ出し外に出てみるも、そこはすでに大量のゾンビが元気に走り回る混沌とした世界。
外に出るとそこはもう終末(出典:『Down Of The Dead』トレイラー)