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2つ折り定規って本当に便利なのだろうか

原田真帆 原田真帆


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2つ折り定規概論

2つ折り定規の代表的な作品としては、ミドリの製品「CL マルチ定規 透明」が挙げられる。ラインナップは、16センチ・30センチ・50センチの3種類。これはいずれも伸ばした状態での長さだ。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/02/new_ruler_01_tit.jpg
(出典:ミドリ|定規・メジャー カラーステーショナリー「CL」特集

先の段落では30センチ定規の強みを語っていたのに、なぜ3種類も必要なのか? それはミドリの公式サイトに載せられた「プロダクトストーリー」を見ながら解説したい。

ミドリは、3つのサイズをこのように解説している。

サイズは胸ポケットにも入る<16cm>、折り畳むとペンケースにもぴったり収まる<30cm>、A3サイズを軽く横断できる<50cm>の3種類。
出典:ミドリ公式ページ

携帯する、というシチュエーションを、ペンケースから離れて胸ポケットにまで広げたのが、さすが「デザインで、コミュニケーションを豊かにする(引用:株式会社デザインフィル公式サイト)」という企業理念を掲げた会社の製品だ。特に「<16cm>の定規は、定規の端が目盛の起点となっているので、奥行きや高さなど、立体的なものをぴったり測るのにも便利」とのことで、胸ポケットにこの定規があれば、とっさに遭遇した場面の会話で、長さも角度も高さも引き合いに出せる。

また16センチと30センチには「筆記具で印をつけられる穴が1cmごとに開いているので、ノートにちょっとした印をつけるときや、罫線を引くときのマーカーとしても(引用:ミドリ公式ページ)」使える。工夫すれば簡易コンパスにもなるだろう。

そしてA3サイズも考慮された50センチ。確かにA4の倍サイズの書類は意外に遭遇する。30センチでは足りないが、50センチ定規なんて邪魔で仕方無い。この定規はおよそ25センチに折りたためるわけだから、デスクの引き出しになら余裕で収まる。そして少し扱いにくい長さには嬉しい滑り止め付き。真ん中のジョイント部分が滑り止めを兼ねている。

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