皆さん、カードゲームショップへ行かれたことはありますか。
東京なら秋葉原、大阪なら日本橋にたくさんショップが並んでいます。この立地からお分かりのように、お店に集うのはシャツをベルトインしてリュックを背負ったような青少年たち・・・つまり誤解を恐れずに言うなら、日本のカードゲームショップはオタクで溢れ返っています。
カードゲーム好きの方々、ごめんなさい。ただ、自らもオタクとしてこれまで東西結構な数のお店に行った経験上、これは真実だと思っています。女性客の姿ですら、今まで1回も見かけたことがありませんでしたから。
対してここシアトルでは、「カードゲーム=オタクの趣味」という公式は感じられず、ショップにはとても健康的な空気が漂っています。どんな場所か、ちょっと覗いてみましょう。
立地からしてオタク向けではない
出典:CardKingdom
今回ご紹介するお店はこちら、Card Kingdom。バラードという、可愛い雑貨店や居心地のいいカフェが立ち並ぶエリアにあります。毎週日曜日はファーマーズ・マーケットが開催され、ビーガン向けの飲食店も多い土地柄、ていねいな暮らしを実践する大人の街というイメージ。無理やり東京の街にたとえるなら、代官山のような趣です。
ショップは家族だんらんの場
入店し、まず目に飛び込んでくるのはカードゲームを楽しむ家族たちの姿です。店内ではお試しOKなゲームをプレイしたり、自宅のゲームを持ち込んで遊んだりすることができます。
「家でやればいいのに・・・」とも思ってしまいますが、開放的な空間でゲームをすると楽しさが倍増するのも事実。また、オープンスペースで遊んでいると他のお客さんと話せたり、時には一緒に遊んだりすることもできます。社交の場ともなっているんですね。