今年で発売41周年を迎えるCampusノート。そのデザインの移り変わりを追った前編に続き、後編ではノートの核である「罫線」の変遷と、書き心地を検証する。
罫線の目盛りメモリー
筆者手持ちの2代目から5代目にかけて、その中身を見比べてみた。ページ全体のレイアウトはブレない。太めの見出し欄と本文の罫線の関係は黄金スタイルなのだろう。この頭の見出し欄はCampusのひとつ目立つ特徴であると言える。
矢印のついた点がごくわずかに形が異なる
注目したいのは見出しの下に付けられた目盛りだ。時代を経るにつれて、目盛りの情報量が増えているのが分かる。
これは、実際にノートを手に取って何かを書いてみないと分からない、見た目としては「小さな変化」だ。しかし書いてみれば分かる、これが「大きな変化」だと。最新の目盛りは、縦線を引こうとする時、圧倒的書きやすさを持つ。
2代目、3代目・・・・・・と脇のマークも次第にはっきりしてくる
そして目盛りは縦だけではない。横を見ると行ごとに区切りがある。縦横のフォローが、ノートを取る際、レイアウトの大きな助けとなる。