先日、CIA(米中央情報局)がエイリアンやUFOに関する報告書を機密解除し、一般にPDFファイルで公開したことが、割と大きなニュースになりました。実際に、Yahoo!ニュースなんかにも出ていましたね。
文書の内容は、1940年代から50年代にかけての複数のUFO目撃情報を調査したレポートとなっており、CIA自らこの機密情報は“Xファイル”であると表明し、
・モルダー捜査官が喜ぶ文書5選
・スカリー捜査官が喜ぶ文書5選
など、ドラマ「Xファイル」に基いてウィットに富んだ分類をしています。私も思わず興奮して英語も読めないのに読んでしまいましたが、雰囲気を感じるだけでも、まるで自分が「おれは今、人類最高の機密に触れている」という中二病スピリッツが呼び起こされます。ちなみに、原文をタイプしてグーグル翻訳にかけたところ、非常にカオスな文が生成されましたので、興味があるお暇な方は、ぜひともお試しください。
ちなみに、もっと中二病スピリッツを爆発させたい場合、この文書を読みながら聴くべきBGMは以下の曲1択です。無駄に44分ループするバージョンがありましたのでご紹介させていただきます。あ、もちろんB’zの大名曲『LOVE PHANTOM』でもいいですね。
Reference:YouTube
さて、今回はちょうどCIAがモルダー捜査官が喜ぶ文書5選などと、懇切丁寧に分類してくれているので、わたしの独断と偏見で「今乗りたいUFO(2016年上半期)」をご紹介していきたいと思うのですが、その前に、まずはUFOについて少しおさらいしておきましょう。
UFOとはいったい何なのか?
「UFO」とは「Unidentified Flying Object」の訳で、日本では「未確認飛行物体」と呼ばれ、読んで字の如く正体不明の飛行体のことであります。
ちなみに、日清食品が1976年に発売を開始したカップ焼きそば『日清焼そばU.F.O.』の「UFO」は、うまい、太い、大きいの略ですので混同しないように注意が必要です。ついでに、1970年に『UFO1』というアルバムを発表したのはイギリスのロック・バンド『UFO』ですし、『U.F.O』は沢田研二のアルバム『いくつかの場面』に収録されている楽曲です。阿久悠が作詞したのはピンクレディーの『UFO』で、アントニオ猪木が設立したプロレス団体「UFO」は「Universal Fighting-arts Organization」という意味ですので、お間違えなきようご注意くださいませ。
このように、存在が証明されているカップ焼きそば、楽曲、団体ではなく、あくまで「なんか飛んでるけど、何かは分からない」飛行体がUFOということです。
UFOは、エイリアンの乗り物や、超常現象、極秘裏に開発された兵器、または「何となくよく分からないからUFOということにしておくか」という、ジャンル分けに困ったアーティストはとりあえず「オルタネイティブ」にぶち込んでおく、というiTunesストアのような分類をされることがありますが、本コラムでのUFOという意味合いは、「UFOは宇宙人の乗り物(エイリアンクラフト)である」という前提で進めさせていただきます。それでは本題です。