乾きの早さ
毎日が移動の旅人にとって洗濯物の乾かなさというのは、一般旅行者が想像もつかないほどやっかいだ。タオルは数時間の干しだと微妙に乾ききらないことがある。ちょっと体臭のキツイ外国人が近くにいるのかなと思ったら、まさか半乾きの自分のタオルだったりしたら目も当てられない。
だけど手ぬぐいは木綿で出来ていて薄手のためとにかくすぐ乾く。使用後はジャブジャブ洗って絞って干しておけば、タオルよりも早く乾くので毎回洗い立てで清潔。旅人の持ち物として速乾タオルが推されていることも多いけども、手ぬぐいはそれよりもコンパクトで乾くのも早い。「速乾タオル」よりも私はやっぱり「手ぬぐい」をおすすめします。
活用の幅
汗や体をふくだけではなく、一枚あれば旅の色々なシーンで活躍。
海外ではスーパーの袋をくれない(または有料の)ところも多いけど、手ぬぐいの端っこ同士を結べば簡易エコバッグのできあがり。観光地でのガイドブックの丸出しは悪者に目をつけられやすいけど、手ぬぐいを折ってブックカバーにすれば本を隠すことができる。
ウィーンでオペラを見に行った時の立み見席の確保は、手すりにスカーフを巻くのが決まりでしたが、手ぬぐいで代用ができました。旅中だけでなく、他にもお弁当包み、ペットボトルホルダー、スカーフ、ティッシュ箱カバー、ご祝儀袋、テーブルランナー、カトラリーケース、ターバンなどなど手ぬぐいは色々な姿に変幻自在なのだ。