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【5分で分かる】今さら人に聞けない「アデル」の全て

加藤広大 加藤広大


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アデル自身のルーツとは

アデルは1988年5月5日にロンドン北部のトッテナムにて誕生しました。父親は2歳の時に家族の元を去り、以後母子家庭で育ったそうです。

彼女が生まれた年に流行していた音楽はというと、1988年のビルボード年間アルバム・チャートによれば、ジョージ・マイケルの『Faith』、ジョージ・ハリスンの『Got My Mind Set On You』、チープ・トリックの『The Flame』などが流行していたようです。この3曲の中では、特に『Faith』の躍動感が素晴らしいので、MVを添付させていただきます。アデルが生まれたその頃の、浮かれてイカれた狂気の素晴らしき80年代後半をご堪能ください。

George Michael『Faith』

Reference:YouTube

ジュークボックスが映しだされ、ボ・ディドリー・ビートからスタートする陽気な楽曲は、古き好き50年代アメリカ(のロックン・ロール)を感じさせます。しかし、80年代の音作りにこれは皮肉かそれともマジか、という戸惑いを隠せませんが、何度も聴いているうちに気付けばあなたはジョージ・マイケルと同じ動きをしてしまっているはずです。

ところで一方、日本ではその当時、光GENJIの『光GENJI』が年間アルバムチャートのトップを飾り、桑田佳祐の『Keisuke Kuwata』、尾崎豊の『街路樹』、竹内まりやの『REQUEST』がチャートを彩っていました。また、1988年と言えば映画『僕らの七日間戦争』や『AKIRA』が公開された年でもあります。懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。

アデルに話を戻しましょう。幼少より、歌うことに夢中になった彼女は、パーティーでスパイス・ガールズの真似をして遊ぶなど、ごくごく普通の女の子として育ったそうなので、上述したビルボードチャートやラジオから流れる当時の音楽をよく聴いていたのでしょう。詳しくは後述しますが、この“歌うことが好き”というキーワードをもとに、様々な女性シンガーソングライターとの音楽的出会いを果たしたのだと考えられます。

ちなみに一家は、よくある家庭の都合というやつで、9歳の時にはブライトンへ移住、11歳で南ロンドンに引っ越しています。


ブライトン(出典:Wikipedia

その後、16歳より作曲とギターをはじめ、ブリットスクール(BRIT School for Performing Arts & Technology )に入学、同校を卒業します。ブリットスクールとは、芸能人養成学校のようなもので、同校出身者には、エイミー・ワインハウス、レオナ・ルイス、ジェシー・Jなど、錚々たる著名人を輩出していることで有名です。

卒業後、友人のために作曲したデモ音源をMySpaceに投稿したところコレが大ウケ、あれよあれよと言うまにデビューが決定します。ミュージシャンのデビューといえば、デモテープをレコード会社に持って行ったり、オーディションやクラブで歌っていたところ「お前ええ声しとるやんけ」とスカウトされるのがスタンダードな音楽業界においては、まさに現代らしいサクセス・ストーリーと言えるでしょう。

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