音楽が売れない世の中で、アルバムが売れ続けるアデル
アデルの本名はアデル・ローリー・ブルー・アドキンス。2008年にアルバム『19』でデビューした彼女は、英国BBCの投票企画「サウンド・オブ・2008」にて人気に火が付き、一躍トップシンガーの仲間入りを果たします。
adele(出典:公式サイト)
さらに、3年後の2011年にリリースされたセカンド・アルバム『21』は、全米ビルボードアルバム・チャートで39週連続トップ5圏内を維持し、それまでマイケル・ジャクソンが保持していた38週連続トップ5の記録を塗り替えました。これだけでも“歴史に残る”偉業ですが、母国英国でもアルバムの売上は460万枚を越え、クイーン、ビートルズ、アバに続く売上を叩き出しました。
ちなみに、このセカンド・アルバムは現在でも売上を伸ばし、全世界での総売上枚数は3,100万枚を越えています。この売上はブルース・スプリングスティーンの『Born in the U.S.A』、ビートルズの『Abbey Road』に匹敵します。売上枚数のみで音楽を語るのはナンセンスですが、「音楽が売れない」と言われている現代において、この業績は見過ごすわけにはいかないでしょう。
さて、売上のことはほどほどに、少し遡ってアデル自身の生い立ちやルーツを見てみましょう。