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夏の甲子園名場面ランキングTOP10(1990年代以降)

街クリ編集部 街クリ編集部


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5位 1998年(準々決勝)横浜(神奈川)×PL学園(大阪)

延長17回、251球を一人で投げ抜きる

優勝候補と言われていた2校が激突したのは準々決勝でした。PLが先制、横浜が追いつくという展開。試合は9回では決着がつかず5-5のまま延長に突入。延長では横浜が2度も先制し、PLが追いつくというまさに激闘。流れが変わったのは17回表、横浜の攻撃。小山の打球をPLのレフト田中がファインプレーでキャッチし2アウト。しかし、次の打者柴の内野安打をPLのショート本橋が悪送球、2アウト1塁となった所で横浜常盤の打球が2ランホームランを放ち、9-7で3時間37分の激闘は幕を閉じます。この試合、たった1人で251球ものボールを投げ続けた松坂に試合後の笑顔はなく、気力だけで戦い続けたその顔には安堵の表情だけがありました。当時実況を担当し、2013年に亡くなられたNHKの名アナウンサー石川洋さんは「勝って泣く顔があります。負けて笑う顔があります」と、この素晴らしい試合を締めくくりました。

Reference:YouTube

4位 2006年(決勝)駒大苫小牧(北海道)×早稲田実業(東京)

息を飲んだ伝説の再試合

高校野球ファンだけではなく、多くの日本人の脳裏に焼きついている熱戦。注目されたのはハンカチ王子こと早実の斎藤佑樹選手と、今や「世界の田中」まで上り詰めた「まーくん」の愛称で知られる駒大苫小牧の田中将大選手。決勝は1-1のまま延長15回でも決着がつかず、再試合となります。試合終了時、観客はスタンディングオベーションで選手たちを迎えます。再試合は序盤から早実がリード。4-1、早実リードのまま迎えた9回表、駒大苫小牧の攻撃。三木のレフト前ヒット、続く中澤のセンターへのホームランと、驚異の粘りを見せ1点差に迫ります。ノーアウト、1点差で4番本間。傾きかけた流れを引き戻したのはエース斎藤でした。本間を三振、続く岡山をセカンドフライに打ち取り2アウト。そして最後はこの大会を象徴する2人、斎藤vs田中の一騎打ちとなります。田中に対する4球目はこの日最速となる147kmを計測。田中はファールで粘るものの、7球目で空振り三振。あと一歩の所で早実に破れました。2試合24イニング5時間33分にもおよぶ死闘、そして流れる汗を拭き取るあの白いハンカチは今でも目に焼き付いて離れないのではないでしょうか。

Reference:YouTube

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