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AIじゃなく「コグニティブ・コンピューティング」? 職を奪うマシンの誕生?

沢葦夫 沢葦夫


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コグニティブ(Cognitive)とは「認知する」という意味です。コンピューターは、データを入れてプログラムに従ってそれを計算するもの。当然ですが、人間が作ったプログラムのルールに従う。見方を変えれば、そのルールの範囲でしか働きません。

ところが、「コグニティブ・コンピューティングシステム」は自ら認識し、理解できる機能を持っています。膨大な情報を自力で吸収し、学習する。人間の脳の回路を手本につくられているので、子供が年齢とともに経験を積み、多様な考え方を経て判断力を高めていくのと同じなのです。

AIとコグニティブ・コンピューティングの違い

AI(人工知能)は高度な解析力を持ち、人間の代替を目指して作られたと言われています。一方でコグニティブ・コンピューティングは、その知能を人間のサポートに活かすのです。AIが最適な解を求めるところを、コグニティブ・コンピューティングは答えを何通りも出せる。その答えの種類やレベルに幅を持たせることも可能。

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例えば、病院である症状の患者さんが来院したとします。そんな時コグニティブ・コンピューティングシステムは、可能性のありそうな疾病を患者のデータから可能な限りいくつでも提示します。その方が誤診や見落としのリスクが減ると思えませんか? もちろん人間のドクターが一緒にいて最終診断を下しますが、おそらくあらゆる疾病の可能性を常に検討していたら人間のお医者さんが何人いても足りません。その仕事をコグニティブ・コンピューティングシステムが補うわけです。

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