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映画監督が作ったCM6選

篠原徹子 篠原徹子


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広告業界で働きはじめて数十年。思えばマニアックにひたすら世界のCMばかりを見てきた気がします。先日終えたばかりのアカデミー賞に感化され、今日は映画監督が演出するコマーシャルを振り返ってみたいと思います。まずはCM業界では言わずと知れた大御所監督から。映画も素晴らしいがCMを演出させてもやはりそこは巨匠。物語の運び方、人の描き方などCMという短い時間の中で才能が光ります。

Alejandro González Iñárritu/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ

2015年アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞をとった「バードマン」の監督 イニャリトゥ。ちなみに「バードマン」のカメラマンは「ゼロ・グラビティ」「ツリー・オブ・ライフ」を撮ったエマニュエル・ルベツキ。ほぼ全編ワンカットで撮影したと言われています。私はまだ観れていないのですが、映画好きの知り合いからはすごく好評が良いので観るのが楽しみです!

メキシコ人のイニャリトゥは「バードマン」以外でも映画「アモーレス・ペロス」「21グラム」「バベル」などを演出。アカデミー賞の他にカンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭など世界中賞を総なめ。人間を真正面から見つめた映画づくりが彼の特徴です。そんな彼が3分の短い時間でスポーツ選手の生き様を表現した作品がこちら。2010年南アフリカで開催されたワールドカップ用につくられたNIKEのCM「Write the Future」

Reference:YouTube

スポーツ選手の名声からの衰退、葛藤、さらにどん底から這い上がる姿が短い時間で描かれているのは、さすがイニャリトゥ。名前は言いにくいですが演出は迫力満点です。

もう1つ、個人的に大好きなイニャリトゥ演出のCMがこちら。2014年ソチで開催された冬季オリンピックに向けてつくられたP&Gのコマーシャル。タイトルは「Thank you Mom」。日本でも同じキャンペーンが展開されていました。オリンピック選手の圧倒的な活躍には母の支えあってこそ。涙なしでは見れません。お母さん、ありがとう!!!

Reference:YouTube

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