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まるで小説! 極上のボディコピー

神えみし 神えみし


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5. いま、ぼくが聴きたい歌を、いま、誰かがリクエストした。(ABCラジオ)

いま、ぼくが聴きたい歌を、いま、誰かがリクエストした。
名前も顔も見えないけれど、
番組を通じて、人と人がつながりえあえる。
心の温もりに、一瞬、触れられる。
黙って机に向かわなければならない勉強時間。
渋滞に巻き込まれてしまったクルマの中。
出したメールの返事がなかなか返ってこない夜。
いつもあなたの隣にいて、
あなたの「さびしい」を「たのしい」に変えられる。
ABCはこれからも、そんなラジオ局でありたい。

名前も顔も知らない相手とラジオを通じて、心がつながる。ネットでいいじゃん! とかいう意見もあるだろうが、そんな情緒もクソもない反論はわたしの独断でことごとく却下でする。

6. 海も山もある故郷を、なにも無い町と呼んでいた(五明)

小さくまとまりたくないと、ふるさとを飛び出して二十年。猫の額ほどの家から、肩をすぼめて電車に乗り、小さな会社の、小さなデスクに通う。そんな未来が分かっていても、あの日の俺は同じ決断をしたのだろうか。夜十一時の居酒屋のカウンター。ひとりで呑むのも、もう慣れた。目の前には、地元のお酒と、地元の名物だった鰯のへしこ。親にはもう5年近く顔を見せていないが、胃袋だけは、こうして毎週帰省している。あの町には、海があり、山があり、魚がいて、酒があった。友人がいて、家族がいて、たしか、恋人だっていた。何も無いのは・・・思わず、日本酒に手が伸びる。何も無いのは、都会の方だったのかもしれない。少し濁ったお酒を眺めながら、東京でどうしても見つからないものたちを、思う。いつしか手の上のスマートフォンは、新幹線の予約画面を開いていた。今宵も、一杯。

JRの広告のようだが、お酒の広告である。上京してきた者にとってはとてもしみる内容だ。わたしもしばらく地元に帰っていないので、故郷が恋しい。

以上、小説のような極上コピーをお届しました!

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