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「お前が選べ、俺は反対に行く」。心を打つ映画の名言20選

加藤広大 加藤広大


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17. 「Trainspotting(トレイン・スポッティング)」

「楽しみだ。あんたと同じ人生だ」

「トレイン・スポッティング」と言えば、ポスターやポストカードなどによく使われていた冒頭の「Choose Life」が有名ですが、この台詞は物語の一番最後、主人公のレントンが人生をやり直しはじめるとき、冒頭同様にナレーション的な感じで呟かれます。最初は「単なる暇つぶしの日曜大工、くだらないクイズ番組、(中略)それが豊かな人生、だが俺はごめんだ」と話す彼が最後に出した正反対の回答は、まさにオチとして相応しい名言です。

18. 「Begin Again(はじまりのうた)」

「雨が降りはじめたら?」「当然録り続ける」「警察は? 関係ない。録り続ける」

キーラ・ナイトレイの愛嬌たっぷりな可愛さを観るだけでも充分に価値がある素晴らしき音楽映画「はじまりのうた」の中で、デモテープを作成する資金を得られなかったうだつのあがらないプロデューサー、ダンがグレタに「ニューヨークの街中のいたるところで録音しよう」と提案した際に交わされた会話です。

19. 「Bonnie and Clyde(俺たちに明日はない)」

「商売は銀行強盗」

一度は言ってみたいけれども、言う機会が無い映画の名台詞。1930年代に実在した銀行強盗、クライド・バロウとボニー・パーカーの実話をもとにした「俺たちに明日はない」の名台詞。本当は「We rob banks.」なので「銀行襲うんスよ」くらいの意味だとは思うのですが、訳者のセンスが良い方向に出た、字幕ならではの名台詞だと思います。

20. 「The Wizard of Oz(オズの魔法使い)」

「やっぱり、おうちが一番だわ」

主人公のドロシーが魔法の国オズから家に帰るために唱えた、旅行で家に帰って来た時真っ先に口をついて出るような呪文。故郷カンザスに無事に帰ったドロシーに一瞬「え、え、夢オチ?」と衝撃を受けずにはいられません。ついでにジュディ・ガーランドもハイにならずに現実に帰って来れればよかったのにと思わずにもいられません。

以上、ほんのすこしではございますが「この台詞を聞くだけでも観る価値があるような」映画の名言をご紹介させていただきました。なので、最後はお馴染みの名台詞で締めたいと思います。

「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」

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