2. 夏目漱石(1867年〜1916年)
出典:Wikipedia
私はただ寝ているのではない、えらい事を考えようと思って寝ているのである。不幸にしてまだ考えつかないだけである
今年で没後100周年になる、ご存知、文豪・夏目漱石の『文芸の哲学的基礎』より。わたしがこの迷言を読んで、ぱっと頭に浮かんだイメージは「え〜、昼寝の邪魔するなよー。マジうぜーわー。あー、もう! もっと寝てたい! わが輩もっと寝たいわー」と駄々をこねている漱石のパジャマ姿だった。無理やり寝ることを肯定させようとしている自分中心的な考えは、さすが坊ちゃんというところであろうか。