Q4. 想い出となるエピソードがあれば教えてケロンパ
藤井：もともとこんなに豪華になる予定ではなく、知人のイラストレーターや、アートディレクターを集めてどうにか枠を埋めようと思っていましたが、以前仕事をしたことがある（赤城乳業『BLACK』CM）しりあがり寿さんにダメもとで企画を持って行ったところ、企画を面白がって参加していただけるということに。それで、もしかして他の方もいけるのではと欲が出て。
石本：そこからコネクションはほぼゼロながら、好きな作家さん、憧れの作家さんに当たって砕けろ精神で地道に交渉をしていったところ、みなさん予想外に企画を面白がってくれて協力いただけました。タイトすぎるスケジュールで本当に公開できるのか、心の底から不安になりましたが、通常の作業ではマジでありえない期間（だと思います）で全作家さんがイラストをあげてくださったおかげでローンチにこぎつけることができました。
藤井：企画には乗り気であったものの、スケジュールが合わなくて、泣く泣く諦めた作家さんもいて、もし次回があればなんとか出てもらいたいと思っています。あの劇画の○○○さんとか、国民的人気漫画家の○○○○さんとか・・。
そのためにも皆がPiTaPaのカードに入会してもられば良いのですが・・（切実）。
そのためにも皆がPiTaPaのカードに入会してもられば良いのですが・・（二回目）。
石本：作家さんたちには「ご自身の画風・世界観の中で、できるだけ忠実にモチーフの再現につとめてほしい」というお願いをしています。そういうオーダーを経てあがってくる作品は、今SNSで皆さんが口を揃えて「腹筋崩壊」と評価してくれてますが、まさにメンバー全員毎回爆笑の連続でした。ただクオリティはもちろん超一流なので、こんなことやってもらっていいのか・・と自責の念にかられたりもしましたが（笑）。先生方はみなさん楽しんでくださったようでした。2人目にしてバスが消えて、3人目で電車がパンになった時はさすがにやばいか？ と思いましたが、そのあとパンがロールケーキになってれんこんになったあたりで、逆にテンションがあがりました。
藤井：SNSで、5人目のスージー甘金さんが、消えていたはずのニンジャが復活しているのはおかしいという指摘をしている人がいましたが、あれは予想するに企画説明の時にPiTaPaのぴたまる（忍者のキャラ）が表紙のパンフレットを持っていたので、忍者がいるという先入観で描いてしまったのではと思います。
石本：藤井がアートディレクターで、広告全体のチェックをする必要があるのにも関わらず、自分も絵を描くということで、リレーの自分の番まで仕上がっている絵を見ないということで、本当に大丈夫なのかと不安になりました。
藤井：僕は作家さんのスケジュールが埋まらないところの穴埋め用員＆方向性がヤバイ方に行った時の修正役。くらいの気楽なのりでいたのですが、作家さんの面子がどんどん豪華になっていくことで、ここでも僕の絵だけしょぼいものになったらどうしようというプレッシャーに。
石本：ポスターの伝言ゲーム広告というフレームはおそらく過去に存在しなかったもの。ということで、作家さん探しから、スケジュールから、何をどう始めたらいいかマジで分からなかったこと。チームメンバー全員が「企画通ったけど・・・で、どうするん？」というスタートから、よくここまでたどり着くことができたと思っています。
藤井：メイキングムービーではリレーを謎の外国人男性がしていますが、そこだけは演出です。あとは全てドキュメント？ です。
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いやぁ。広告はバカバカしいですが、裏では大変な苦労があったのですね（他人事）。藤井君のニュアンスでは、次はさらにパワーアップするのでしょう！ 第2弾を期待したいと思います。
それでは現場からは以上です。鏡竜太郎でした。
