出典:YouTube
スーパーボウルが終わりました。ワイキキの街も数えるくらいの人しか歩いていませんでした。
試合はともかく仕事的には合間に流れる広告が仕事的にやはり興味深いです。5億円とも言われるハーフタイム中のCMメディア費でも有名です。ハーフタイムではなかったのですが、マーケティング的に気になったCMが、お馴染みのプリウスのCM。
出典:TOYOTA
CMはこちら。
Reference:YouTube
あらすじは、銀行強盗をした強盗達が停めてあったプリウスを盗んで(一応お金を置いている)、街中を警察とカーチェイスをする様子をコメディタッチに描いたお話。
その中にプリウスの機動力とか運転性の良さが描かれているとは思うのですが、気になったのは、アメリカでのプリウスのポジショニングです。プリウスといえば何よりその燃費性の良さからから来るエコ、先進性というのが強みだと思うのですが、それがすでに浸透し、あまり響かなくなったのかなという印象を持ちました。
今回描かれてCMの中では、プリウスに“大胆さ”とか“お茶目さ”とか“遊び心”を与えたい意図を感じ受けました。これまでのアーリーアダプターから、よりマスへのブランディングを図っているということとも捉えられます。
個人的にはCMだけみると、商品との距離感を感じたのですが、アウディとかBMの高級シリーズのような印象でした。
車業界自体が変わっていくであろう時代の中で、親しみのあるプリウスがどのように変わっていくのかウォッチしていきたいと思います。そして、ビヨンセの体のカーヴィーさとハーフタイムという短時間の中で、あれだけのショーと演出を仕込むスタッフの苦労が偲ばれたスーパーボウルです。