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デザインに困ったときに使えるシュルレアリスムの技法「デペイズマン」

加藤広大 加藤広大


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人体のデペイズマン

半魚人のように、身体の一部が変化したようなイメージもデペイズマンのひとつです。生き物でなくとも、人体の一部が石になっていたり、木になっていたりするというのも人体のデペイズマンに該当します。B級SFやC級ホラー映画でよく観られる手法ですね。これは先の材質のデペイズマンと似ています。

最後まで手前味噌ですみませんが、下記の画像のように人間の顔を量りにしてみたり、電球にしてみたりすることで、どこか異世界のような雰囲気を醸し出すことが可能です。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/02/jintaide.jpg

困ったときはデペイズマン

このようにアイデアに困った時は、デペイズマンを利用することにより、まったく新しいおどろきのあるイメージを創りだすことが可能となります。そして、そのイメージは適度に意味ありげで観た相手が無駄に深読みをしてくれるという効果さえ期待できます。

また、先述したように原点が詩ですので、グラフィックだけでなく、言葉にも応用できます。使い方や考え方によっては、他にも応用可能でしょう。

まったく関係のないものを置いてみたら? やたら大きくしてみたら? すごく小さくしてみたら? 時間の感覚をおかしくしてみたら? 材質を変えてみたら? 人体を変化させてみたら? デペイズマンひとつとっても、デザインやアイデアに対して、今日ご紹介した場所や大きさなどのジャンルで考えてみるだけでアイデアの幅はだいぶ広がるのではないでしょうか。

デザインにパンチが足りない時、アイデアに詰まった時は、ぜひ使ってみてくださいね。

街角のクリエイティブ ロゴ


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