みなさん、おはようございます。朝からすいませんが衝撃映像です。心臓の弱い方は見ない方がいいかもしれません。私も最初に見た時「あぁ懐かしいな、こういう場面あったよなー、校長先生の話長いけどそれはそれでいい想い出だ、さてどんなうんちく垂れるんだろうか」なんて呑気に見ておりましたら衝撃的な展開が待っており、椅子から転げ落ちそうになりました。校長の狂気とセンチメンタルが交錯する新感覚お菓子、あ、いや、新感覚CMでございます。まずは本編からどうぞ。
Reference:YouTube
どうですか? みなさん、お体、ご無事でしょうか。私、胸がドックンドックンして救心を飲もうかと思いましたが、何とか踏みとどまりました。告白したくてもできなかった中学時代を想い出して、何だか目の前が見えない・・。あー、あの頃に戻って初恋の女子にモールス信号を送りたいです。
さて、こんな衝撃のCMを企画された電通の松村祐治さんに直撃しました。以下、必見です。
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Q1. オリエン内容を簡単に教えて頂けますか?
今回で、第3回目になるアイデム演劇プロジェクトは「ロミオとジュリエット」がテーマ。ロミオとジュリエットを現代版にアレンジした演劇を、アイデムのサイトで観劇することができます。このコンテンツの告知CMが今回のCMです。「へー、そんなコンテンツがアイデムのサイトにあるんだ」「見てみたいな!」「おもしろそうだな!」と視聴者に思わせるのがミッションです。(演劇コンテンツ本編も、私たちと劇団ムニエルとで制作しています)
Q2. この企画を思いついた経緯を教えて頂けますか?
ロミオとジュリエットといえば、恋をテーマにした名作。なので、CMでは、恋に不器用な人を登場させて、彼らに「恋のお勉強するなら、ロミオとジュリエットを見ましょう」とメッセージする構造を考えました。恋に不器用な人って、よく考えると、我々みんなそうだと思うし、普遍的で共感しやすいメッセージになると考えました。かつ、恋に不器用なシチュエーションは面白くなりやすいコースだなと。そのあとは企画はラクにできました。
Q3. プレゼン時のクライアントの反応はいかがでしたか?
ラジカルなストーリーではありますが、上記のとおり、恋に不器用な人とは、つまり、我々みんなのこと、そのものなので、クライアントにも企画はポジティブに反応してもらえました。私たち自身もとてもいい企画だと思えたので、この3案のみプレゼンしました。
Q4. 想い出となるエピソードがあれば教えて頂けますか?
「男子中学生篇」で猛犬が女の子に吠えまくるシーンがありますが、実はこの犬はとても気持ちの優しい(むしろちょっと臆病な)犬だったので、カメラに向かって吠えさせるのに炎天下の中、かなりの時間とテイクを要しました。僕らも熱中症寸前でしたが、犬くんにも感謝。
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おー、なんか文章読んで感激してしまいました。というのも私が代理店にいた時(10年くらい前になりますが)、松村さんはすでに話題のCMを次々と手掛けられてらっしゃる「憧れの先輩」でして「凄いなー」なんて柱の影から見ているだけで、思考の過程や、着想のきっかけなどお伺いする機会も全くなかったのですが、10年の時を経て、あの当時もこういう風に企画されてたんだと想像。改めて街角のクリエイティブをはじめて良かったなと、しあさっての方向を向いて考えてしまいました。
毎年やられてるという事なので来年のCMが今から楽しみですー!