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Amazon、楽天など通販サービスが「スーパー」になる日

沢葦夫 沢葦夫


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インターネット通販は、もうすっかり定着した。パソコンのインターネットの普及に加え、スマートフォンの利用者の拡大が大きい。とくに自宅にパソコンがなかった女性は、スマートフォンでいつでもどこでもネットサーフィンができるようになった。調査会社のニールセンの調べでは、スマートフォンを通してのネット通販の利用率が6割を超えたという。ネット通販の市場は拡大しているが、スマホと女性の参加の貢献もある。

さて、その通販については大手がこぞってドローン配達や(都内限定地区のみだが)20分以内の配送など、ちょっと過剰とも言えそうなサービスで競っている。その背景を探ってみよう。

通販業界にも事情あり

多くの産業が横ばいの売上推移や右肩下がりの憂き目にあっているというのに、通販業界は順調に取引規模を拡大させている。これまで販売は流通会社や通販会社に任せていたメーカーも、自社サイトの通販による直販を始めた。そして企業のみならず個人も、ネット環境さえあれば通販ビジネスを始められる。なんだか活況を呈しているが、実は厳しい一面も見え始めているのだ。

通販で「なにを購入するか」ちょっと想像してみよう。本やCD、小型の家電、遠隔地の産品、サービスではチケットの購入や宿の予約だろう。今晩のおかずを通販で買う人はいない。今日注文していたのでは、夕飯の支度に間に合わないからだ。つまり、趣味やそれに近い商品の購入に、通販は限定されてしまう。そうなると、インターネットやスマートフォンの普及とともに拡大してきた通販市場も、いつかは頭打ちになるということだ。

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