人生とは思い通りにいかないことばかりです。そして人間とはわがままなもので、自分の思い通りにいかない時にこそ、より一層ストレスを感じやすく感じるように思います。みなさんはどうでしょうか?
会話にもしばしばでてくる“ストレス”という単語ですが、「なんかちょっと痩せた?」と聞いてみると「最近ストレスが多くてさあ〜」となり、ちょっと忙しくバタバタしてしまうと「ストレスフルで禿げそうなのよ〜」となります。「ダイエットしなきゃー」というのが口癖であることと同じにように、「ストレスが溜まるぅ〜」というのもまた、ただの口癖になってしまっているかもしれません。
明らかに原因が分かっている場合を除き、その実体の見えない“ストレス”というものはそもそも何なのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、今回は上手に付き合っていきたいこの“ストレス”を、お金をかけずに上手く手のひらで転がせる(ようになるかもしれない)小技をご紹介します。
1. それは本当に「ストレス」なのかを考える
冒頭で触れたとおり、いわゆるその“ストレス”が本当に“ストレス”に相当するものなのかということを考えてみましょう。口癖というのは『言霊』のようなものです。昔こんなこと話を聞いたことがあります。
1年365日ダイエットをしていて、食べることが大好きな女の子がいました。食べたい。でも痩せたい。でも食べたい。「ああ〜また太るよぉ〜」といいながらモッサモッサと平らげ、結果やはりリバウンドの繰り返し。ところが、ある日を境に彼女は変わりました。同じ量のスイーツや食事をしているにも関わらず、見た目も体重も現状維持、もしくはちょっと痩せたようにも見える。そう、彼女は、食べ物を前にして「ああ〜、これ食べたらまた痩せてしまうよ〜」と自己暗示をかけていたのです。まさに逆転の発想! 口癖という自己暗示とは予想以上のパワーを秘めているのかもしれません。
解決策としては、軽々しく“ストレス”という単語を連発しないことですね。「ストレスが無くてストレスだわ〜」なんて言ってみたいものです。